2008年10月29日

硯を作ろう・・・・・?

硯石s.jpg昨日採取した石で硯を作りましょう。
といっても無理なので、長野県の龍渓硯(鍋倉水巌)を作っている写真をご紹介します。






まずこれは、中国端渓硯の原石です。

000 硯石.JPG切り口が金色になっている石がありますね。
じゃあ、日本ではどうでしょう。

掘り出す・石.jpg水がたまっています。石の外側は金色です。端渓の坑と同じですね。

住所.jpg粗彫りをし、形を整えたら刀で彫っていきます。簡単そうに見えますが、相手は石ですからね。力いります。

漆を塗る.jpg最後に、枠の部分だけに漆を塗ります。丁寧な仕事です。

硯姿1.jpgこれができ上がった龍渓硯。細かい銀色の紋様があって、陽の光に輝いています。鍋島水巌だけが群を抜いてすばらしいそうです。摩り心地も最高でした。日本にもこんな名硯があるんですよ。

では、中国ではどうでしょうか。

020 彫刻.JPG端渓の硯工場です。同じように彫刻をしています。この後、仕上げが違っています。(こわいぞー)

蜜蝋を塗る.jpgうるしではなく、蜜蝋を塗っています。硯の下が赤いのは、な、なんと、火です。硯を熱くして、蝋をとかして塗っているのです。すごいですね。

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