2009年4月16日

御入学

そろそろ入学式から1週間を過ぎた頃だろうか。

自宅から数分の所に、某有名大学の附属小学校がある。

今朝自宅を出て駅に向う途中、その小学校の保護者たちと遭遇してしまった。

おそらく1年生の保護者だろう、丁度送迎の時間だったようだ。

駅に向う歩道は保護者の長~い行列で埋め尽くされていた。

その服装はまるでリクルート、モノトーンのスーツ、ベビーカーまでモノトーン、おしゃべりしながらのせいか皆とてもゆっくり歩く。皆とても綺麗にしている。

「すみません、すみません。」といいながら、私はその人ごみを通り抜けて駅の地下道へと降りていった。

地下道に入るとその小学校の保護者の1グループがカフェの入り口に集まっている。

そう、朝8時過ぎからティータイムらしいのだ。

 

先日、娘の入学祝いを従弟からいただいたので、お礼の電話をすると奥様が出られた。

「今、PTAの役員の件で電話がかかってきたところなの。」と、その専業主婦の従弟の奥様は話し始め、30分以上その会話が続いた。

専業主婦だとPTAの役員に毎年狙われるらしい。

働きたいのだが、この不況でなかなか仕事が見つからないということであった。

娘さんも高学年になったので、ママ友達も皆働いていて、以前のように日中を一緒に過ごす友達もいなくなってしまったそうで、私からの電話にでた時のテンションの高さの意味ががとてもよく分かった。

 

以前、近所のご夫婦のお孫さんは、お嫁さんが車で送迎して遠くの有名幼稚園まで通っているという話を聞いたことがある。

幼稚園が終わるまでの半日を、幼稚園から近いファミレスで幼稚園のママ友達とおしゃべりをして過しているのだそう。

 

今朝は、同じ新一年生を持つ母親ながら別世界を見た気分であった。

 

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