あの骨折以来、夜の外出は控えております。なので、隊長のおうちに行くときは、早くから決められないので、いきなり「明日、拓本を探しに行くぞっ!」ということになるのであります。で、「食べるもの何もないよ」と言われても仕方がないと自分に言い聞かせ、でも思わず聞いちゃうのであります。
飲まないの?
「ダメッ」と言われたことがないんだな、これが。(レストランかいっ)
キミも苦労しているんだね(誰のせいじゃ)
で、今回も
かんぱーい(ごっきげん)。
里芋の味噌田楽。トロッと甘いお味噌の上に、お庭の木の芽が乗ってます。冬なのに春が来た。
フキの煮物はお出汁がきいたうす味です。そして削りたての鰹節。(やっぱり春の香り)
小松菜と低温調理した鶏胸肉(滑らか・しっとり)、それと白舞茸。白舞茸が不思議な味わいになるのでした。
ポークビーンズは、大豆を茹でるところからやったんだそう。茹でて売っている大豆は、和風の煮物にはいいけど、洋風にはちょっと違和感があるんだよ。ほほー。(私はどっちもやったことないし)
白菜の辛くて酸っぱい奴。
私が買っていったお刺身(ちょっとは気にしているのだ)。写真を心持ちちっちゃくした。
かんぱーい。シャンパンになりました。
私が買っていったうなぎの白焼き。ふんわりと上手に暖めてくれました。お酒で洗うらしい。
お肉はトロトロ。それより何より、この大根が絶品でした。先にお米のとぎ汁で一時間半茹でるんだよ。って、普通は省略するでしょ(私だけ?)。数日後、家でやってみましたが、こんな風にほっこりと優しい味にならないのだ。グルテンフリーのお醤油がいいのか? な訳ないか。
そして今宵も赤ワイン。かんぱーい。
これです、これ! 春雨の波間に顔を出す、愛しい肉団子。獅子頭っていうのかな。カリッと揚げてありますが、それはそれは柔らかです。お水を加えているらしい。
そういえば、ブログを始めた頃、「隊長の、ほら、美味しい」と名付けた隊長のお料理教室がありました。そこで「獅子頭」の作り方を教えてくれています。
でも、肉だんごを作るとき、「多めに水を加えて、片栗粉を少し入れて、こねます」じゃあわかんないってば。見る人のレベルはそんなに高くないのだぞ!
甘納豆のマスカルポーネ和えをつまみながら、しみじみと更けていく夜なのでありました。