オタモイ
10月16日から18日まで札幌へ出張しました。仕事は午後5時からなので、昼間はフリー。
17日朝、小郷カメラマンがこう言いました。「カーナビをオタモイに設定しましたよ」
おお、それはすごい。さっそく出発です。
これが昭和11年に小琴が撮影したもの。めざすはここです、オタモイ海岸。今はどうなっているのでしょう。
最初はナビの言う通りに進んでいた小郷カメラマンですが、だんだん地がでてきます。「オタモイは左だと標識にあるから、左に行きますよ。(ナビは右だって言ってる)」 そうです、彼は人が言う通りに行きたくないのです。ま、いっか。と進んで行くと、どうもおかしい。道でおじさんに聞くと、そこを左に曲がってまた左に曲がるんだよ。
だめだっ。あーん、わけがわからなくなった。
ネットで調べると「オタモイ地蔵」のそばだとあります。電話番号があったので電話したら、男の人が出ました。「あの、海岸を見下ろす絶景のとこですか?」「そうですよ」「どうやって行くんですか?」「どうやってって言われても・・・」
そうです、オタモイは広い(汗)!
仕方なく、ナビの目的地を「オタモイ地蔵」にして、今度は素直に進んで行き、途中で人に聞き、おそるおそる進んで行くと
ありましたっ。ここを下に行きます。
おお、ビューティフル。小琴が撮ったのと同じ光景が目の前に広がります。中央付近の下の方に、何やらトンネルのようなものが見えますね。
左の写真は、このトンネルの前です。右から三人目が天来です。
この道はトンネルに行けるはず。行ってみよう。さっきの電話のおじさまに会えるはず。
トンネル(撮影し忘れた)を抜けるとこんな感じの場所に出ます。でもねー、道の右下は断崖絶壁。冊はありますが、とってもこわい。しかも、この先は木の橋を渡らないと行けません。お地蔵様を守るおじさまに会いたいけど、もう無理。やむなく断念して引き返しました。
ここにはかつて大規模な遊園地があったそうです。左上の竜宮館の写真、なんだか見覚えが・・・。
これですよ、これ。小琴はふれていませんが、中央右よりの建物こそ、竜宮館だったんです。
天来・小琴一行は、ここからボートで小樽を目指しますが、途中で風が強くなり、「高島」というところでボートを降り、崖を登って避難します。そのときの様子は「たびかがみ」でどうぞ。
当時の建造物は火災で焼けてしまいましたが、この「唐門」だけが今も残っています。
当時の建造物は火災で焼けてしまいましたが、この「唐門」だけが今も残っています。
札幌出張の様子は、これから順次ご報告しますよ。