平泉と多賀城碑 その2
秋保文化の里センターで下車して少し歩くと、岡の上にホテルを発見。
ホテル「蘭亭」。毛越寺の曲水といい、蘭亭序によく出会います。
「あげ膳 すえ膳/部屋食プラン」というのですが、格子戸の向こうにスペース(中庭?)のある豪華なお部屋、貴賓室「君子」です。きみこではありません。くんし。玄関が広くて、和室が4つもあります。まいごになる・・・。
秋保温泉は古い歴史をもつ名湯として知られています。ここへくるのは初めてなので、さっそくお風呂へ。お湯は透明でさらっとしています。露天風呂へ入りましたが、今の時期は外気の温度がちょうどよくって、とっても気持ちがよかったですよ。
そして夕食。
前菜は、さざえ、こごみのごまあえ、いかとタケノコの木の芽みそあえ。右側にあるおちょこに入っているのは、食前酒かなと思って飲んでみたら、あんまり味がしない。箸を洗うのかな。なんとなく残しておきました。
お酒は一ノ蔵です。この字、金子鴎亭先生だと思ったら、違いますね。純米大吟醸だけが鴎亭先生なのかな。地元のお料理にはやっぱり地酒です。
細長~いお皿に盛り付けられたおさしみ。いいまぐろでした。
お料理がいっぱい出てきます。ほっき貝の酒盗焼き。うーん、酒盗の意味合いがイマイチ。ステーキはやわらかくて美味でした。ふきとかぶとお魚の炊き合わせ。右下写真の酢の物はふかひれです。手前のかき揚げは岩塩でいただきます。さくっとしてて美味しかったけど、岩塩におろしがねはやめてほしい。お料理が多すぎてかき揚げ半分でリタイア。
おそばはムー教授にあげました。
翌日は多賀城碑です。
国府多賀城駅。ここから歩いてすぐです。観光窓口で聞くと親切すぎるくらい教えてくれます。
多賀城碑に着きました。青いジャンパーを着ているのはガイドのみなさん。ボランティアで、30人くらいの人が、土日に説明をしてくれます。すごい知識、感心しちゃいました。天来書院で出版している「多胡碑と日本古代の碑」に出てますよ、と教えてあげようと思いましたが、何か質問されると困るからやめました。
多賀城碑からさらに行くと石段が復元されています。この下に古代の道があるそうです。多賀城碑偽作説もありますが、現在は真作説が優勢だそうです。
石段を登ると国府跡に出ます。その一番奥に石碑がありました。
後村上天皇は明治天皇の前の天皇ですが、その字を書いたのは朝鮮総督だった斎藤実。天来が「朝鮮書道精華」を作ったとき、協力してくれました。
仙台駅に2時頃着けばいいね、とムー教授。??? でもほかにすることもないので、仙台駅へ行きました。
仙台といえば牛タン。駅ビルに牛タンと寿司横丁というのがあったので行ってみると、牛タンには長蛇の列。30分はかかりそうなので、お寿司にしました。
かき鮮「海風土」とくれば
かきだっ。上の真ん中は「かき三色三昧」で、唐揚げやシチューになっています。本日のかきは奥松島と唐桑と志津川。かなり殺菌されている感じで、違いがよくわかりませんでした。(まだ酔っていないってば)
お酒は成瀬川と荻の鶴と蒼天伝。今回のお酒はみんな美味しかったけど、ムー教授のお気に入りは荻の鶴らしい。
最後はにぎり。で、仙台観光するのかと思ったら、違ってた。ずーっと飲んでいるんだそうです。
そういえば、牛タン食べてないじゃない。
昼真っから、はしご・・・・・。
牛タンと焼き鳥と焼きトマト。飲んだのは「飛露喜」というお酒です。
そろそろ新幹線の時間なので
おつまみを買いました。鮎の塩焼きと笹かまぼこ。日本酒を飲むのでコップを探しましたが、ない。そこで
ワンカップを二個買って、これを飲んでから「あさ開」。
本当に充実した二日間でした。
おしまい