地震発生直後からお見舞いや心温まる励ましのご連絡、商品のご発注をいただき誠にありがとうございました。
この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

能登半島地震での被災
今回の地震は能登半島の広い範囲で甚大な被害をもたらしました。亡くなられた方へ謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。そして、行方不明の方々が見つかり、避難生活を送っている方々が1日でも早く平穏な生活に戻ることが出来ますようお祈り申し上げます。

https://www.makuake.com/project/chubay-01/

※クラウドファウンディングはこの上からお入り下さい。

今後について沢山の人から色々なご意見をいただきどうすべきか迷っていましたが、この度クラウドファウンディングを立ち上げました。
発災から2ヶ月が経ち、輪島塗の技術の伝承が心配される中で、工房兼ギャラリーを再建し、日本の漆芸の頂点の一つである輪島塗の技術の伝承と輪島の街の復興に向け、ご協力を求めています。

ギャラリー再建と暫定的な店舗の開設
ギャラリーの再建には、建築関係者から最短で2年、普通にいくと3年以上はかかると言われています。輪島市内では被害に遭った住宅があまりに多く、その修理や建設を請け負う大工さんの数が少ない、しかも高齢な方が多く無理ができないからです。
屋根瓦一つにとっても能登半島の広範囲にわたり建物の被害があり、修復する際に使う「瓦」だけでも生産が追いつかない。最低1年はかかるし値段も上がって納品時にいくらになるかが分からず工務店は発注できずにいると聞きました。

この状況を勘案し、それまでの期間は取り急ぎ暫定的なギャラリー(店舗)を開設し営業再開を目指します。皆様には、商品の応援購入というかたちでご協力をお願いしたく、応援購入いただいた資金はギャラリーの再建費用に活用させて頂きます。また、一部は被災した職人仲間たちの職場や設備の復興に寄付させて頂きます。リターン商品(返礼品)には私の作品以外に日常でお使いになれるお椀やお箸(夫婦箸やお子様用)、お弁当箱を加え5,000円からご用意しました。

■皆様へのお願い
輪島市内では現在もインフラ復旧:(特に上下水道の復旧)は非常に厳しい状況のままです。輪島塗の作業には水が必須のため、仕事が出来ない状況が続いています。
倒壊した瓦礫の撤去作業一人の力ではどうにも出来ないことが多く思うように進みませんが、そんな中でも「応援しています。いつかギャラリーに行くのを楽しみにしています」という声をいただきます。作品を待ってくれるお客様がいることが今の活動の原動力になっています。

「何としても輪島塗を復活させたい」これは輪島塗に携わる関係者の共通の願いでもあります。皆で助け合いながらこの難局を必ず乗り切って参ります。
「輪島塗は初めて」という方もこの機会に是非使ってみてください。いずれも輪島塗と輪島の未来のために応援購入をお願い申し上げます。
どうか皆さまには御力添えを頂けますよう、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。
細谷忠兵衛