全国に新型コロナの感染拡大が広がる中、制限もあり何かと大変かと思いますが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、早速ですが今回はお正月を感じた作品や写真を幾つかご紹介致します。是非、ご覧下さい。

最初は和室に飾るパネル
お正月用に交換しました。輪島塗りを代表する沈金作家の作品です。
松葉の間から赤く染まった朝陽が昇る瞬間を捉えた沈金の作品です。線彫りで描いた松葉の鋭い線と赤い朝陽とのコントラストが印象的です。ちなみに、朝陽も塗りではなく、線彫りです。

このパネル1枚で和室がおめでたい雰囲気に包まれます。

2点目は富士山を描いた棗
昨年ご紹介させて頂いた鈴虫を描いた蒔絵作家の作品です。直径8cmに満たない限られた小さな世界の中で絵に説得力があります。

3点目は短冊筥
蒔絵の作家の作品です。側面は眼鏡橋のように絶妙なアーチを描いています。側面まで使って描いた椿が立体的で何とも素晴らしいですね。

4点目は徳利と桝
忠兵衛作の徳利と桝。真上から写しました。制作にあたり、何個も画用紙でモックを作り、口の形状や窄み具合い、取り付ける角度に悩み抜きました。時間と労力をかけた分、この徳利でお酒を注いだ時の楽しさも増します。

5点目は簪(かんざし)
娘の成人式用に作りました。(付けている様子を当人は見えないので)「いいのか悪いのか分からない」と言ってましたが、螺鈿が思いの外光り存在感が大。良かったと思います。

6点目は能登の魚
年末に輪島から魚を送ってもらいました。お正月を迎えるにはやはり能登の魚です。寒ブリと鯛は最高でした。この冬は寒ブリが豊漁のようです。

最後は箱根駅伝
沿道での応援は自粛するよう主催者や母校OB会から要請を受けていました。ただ、我が家から100メートル弱の沿道を通る毎年恒例のイベントにつき、コソッと静かに応援してしまいました。

今年は1年生にオリンピックを目指せるスーパールーキーが入ったと期待されるも、終わってみればまさかの区間15/20位。周りからのプレッシャーからか?本人が気負い過ぎたのか?今後に期待します。