新国立美術館で開催中の「日本書作院展」では、「手紙あれこれ」という興味深い展示がされています。
その中に、比田井天来が菅虎雄に送った手紙がありました。
手紙を撮影していいですか? とうかがったところ、いいですよ♡ というお返事をいただき、撮影しようとしたのですが、ガラスケースの中なので映り込みが激しく、唯一このアングルのみ、ふつうに撮影できました。
菅虎雄は著名なドイツ文学研究家で、書家としても知られています。明治43年から没年まで鎌倉に住んでいましたので、同じく鎌倉にいた比田井天来と交流があったのだと思います。円覚寺に参禅するなど、共通点がたくさんあります。
天来の長男、厚のことが書いてあります。さてさて、いつの手紙かな?
け、消印が見えない。。。
ほかにも、興味深い手紙がたくさん展示されていました。与謝野鉄幹の手紙はふつうの候体でしたが、与謝野晶子の手紙は読みやすく、読点がついていました。
2月19日までです。