一字書作品の源流は南国土佐にあり

2017年5月22日

土佐と言えば鰹!

一字書と言えば土佐!

という記事を、またまた書勢で発見しました。

「書勢」大正8年2月号に川谷尚亭先生が書いておられます。

上京して1年、先生33歳、三菱造船にお勤めの頃です。

もしかしたら、尚亭先生の記事デビューの文章かも知れませんね。

 

土佐は昔から書が盛んだったのですね。

この土壌から手島右卿先生が生まれたのも必然かも知れませんね。

 

ところで先般の天来先生のアダ名「無責任居士」の来歴も発見!

名付け親は雪竹先生とは!

表札のくだりは天来先生面目躍如ですね。

 

大正7年の天来先生

おいおい天来翁書話以外の先生の文章を載せて行こうかと思っております。

 

 

ちなみにこの号の競書のトップは吉田苞竹先生!(ほぼ毎号トップでいらっしゃいます)

日下部鳴鶴先生の評は

「漸入佳境」

丹羽海鶴先生の評は

「君の書には、何時見ても覇気と俗気がない、これは君の一大美点である・・・」と。

まさに苞竹先生ピッタリの評ですね。

 

自分も、いつかは覇気と俗気の無い書を書きたいですね。

もう無理かぁ(^_^;)