今日もまたまた「本寸法」
2016年12月13日
臨書展の参観をかねて、書友の小川玄濤さんと久しぶりに書の里へ。
もちろんビールを携えて新幹線に乗り込んだのは言うまでもありません(^0^;)
ツアーとは別行動の私たちは、早速東京の交通感覚で動いてしまい、さあ大変!!
臨書展参観後、佐久平から望月までは、えっちらおっちら徒歩で数十分の珍道中ということに...
バス停も確認せずに、この辺だ!と降りた望月のバスセンター。
さあどっちだったかと記憶を頼りに農道や田んぼのあぜ道を通りながら、
ようやく片倉公民館へ。
もう石飛先生は揮毫を始めておられましたが、その楽な揮毫姿勢と作品には何時もながら魅了されてしまいました。
その後は地元の食材を使った、地元の奥様方の集まりである「おんなしょうの会」
の皆さん手ずからの美味しい料理で、一杯!
もちろんいっぱい飲ませて頂きました(^^ゞ
お土産大魔王と呼ばれる私は、お味噌を2キロ、4合瓶を2本購入。
この後、その重さに難儀することに...
さて、その後はツアーの皆さんと分かれて天来書院社長ご夫妻、そして小川さんと天来先生の墓参へ。
比田井本家の裏山にある比田井一族の墓地には、
天来先生、南谷先生が書かれた墓碑がたくさんあるんですよ。
こちらは若き天来先生。
そして南谷先生。
さらに南谷先生の隠れた傑作。
小葩先生のお墓です。
土台の石には、
「神をうやまい 書を愛し 親につかえた 妻小葩 ここに眠る 南谷」
と書かれています。
愛のかたちをひしひしと感じながら、しばし合掌させていただきました。
そして天来先生の生家である比田井本家へ。
門前には桑原翠邦先生がお書きになられた石碑が建ち、
天来先生が生まれた当時そのままの佇まいが残されております。
ご当主比田井昭三さん米寿!
ますますご壮健でいらっしゃいます♪
本家のお座敷には沢山の作品が掲げられてます。
その素敵な場所で美味しいお漬け物を頂きながら、ご本家の皆さんと豪華な時間を過ごさせて頂きました。
ちょっとご紹介を。
鳴鶴先生が天来先生に与えた「松濤館」
天来先生
南谷先生
抱琴先生(左)に小葩先生(右)
床の間には翠邦先生
岡部蒼風先生
と名作揃い!
社長ご夫妻とご一緒だったという役得でした♪
ほろ酔いの中、帰路へ。
もちろん車内では、加島美術の奥様、ソーセキ顧問、天来書院の皆さんも合流して小宴会。
周りの皆様にはさぞご迷惑だったかも...
とどの詰まりは東京駅に到着後、加島美術の社長さんに、名古屋の独演会帰りの柳家燕弥師匠も合流して…
「かんぱーい!!」
天来書院は、酒に始まり酒に終わるのが天来先生からの流儀なんです。
落語でいうところの「本寸法」!
今日も一日たのしかった♪