加島美術「比田井南谷展」は7月2日(土)までです。

2016年7月1日
加島美術で開催されている「比田井南谷展」のトークイベントに行って来ました。 ---------------『比田井南谷展』関連リンク---------------- ・毎日新聞 2016年6月23日「NANKOKU 比田井南谷展」 根源的な問いに直面加島美術―比田井南谷展「NANKOKU」 ・(動画)比田井南谷展トークイベント (DVDでも販売中→こちら) ・(動画)比田井南谷-nankoku-(アートフェア東京2016で上映) ・比田井南谷オフィシャルサイト酔中夢書「比田井南谷展」酔中夢書「トークイベント 秋元雄史×比田井和子」 ----------------------------------------------------------------- 比田井南谷は「文字を書かない書」の父であるとともに、 この天来書院の父でもあります。 言ってみれば「先代社長」です。 我々スタッフにとっても特別な存在です。  mainimg03 残念ながらお会いすることはかないませんでしたが、 このアンニュイな佇まいのこの御方が、 e9a65b70bb763f17ee18c0a612bdadd3 このような頭のクラクラするような作品を世に問いかけ、 「これは書なのか?絵なのか?」と美術の世界は混乱し、また賞賛しました。   来場者の小さなお子様が、作品を指さして 「これ、なーに?」 と問いかけてきました。 世界が混乱するくらいですから、私が答えに詰まったっていいですよね? みなさんならどう答えますか?   160611南谷展 ・・・なるほど。 先生、もうちょっとわかりやすく教えてください!   ということで、トークショーの幕は開かれました。 IMG_0819(1) 6月11日 秋元雄史先生と弊社社長比田井和子 at加島美術 「いわゆる書らしさ」を捨て去ったようでありながら「書的」な楽しみがある不思議な感覚がどこから来るのか、その謎に真正面から挑みます。 また、ひと口に「前衛書」といっても、作家によりそのスタンスや方向性がいかに違うかを、井上有一らの持ち味と比較しています。 私はこれを聞いて、抽象的な作品を前にしたときの「とまどい」が「良いとまどい」に変わったような気がします。 IMG_0822(1) イベントは大盛況でした。 開催期間はもうわずかです。 ・(動画)比田井南谷展トークイベント 行ってから聞くか、聞いてから行くか。 どちらもおすすめです。
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