比田井天来翁は十年一日の如く無責任居士

2017年5月15日

この間お正月が終わったと思ったら、もう五月の連休も開け、

季節は夏に突入ですね。

どんどん時間の経つのが、早くなっているこの頃です。

きっと来年辺りから、一年過ぐるはジェット機の如し!

になってしまったりして。。。

 

はてさてGW中は、ゴミ屋敷化した倉庫の整理を思い立ちましたが、

3日掛けても、まだとば口という始末(泣)

ところがちょっとした面白いものを発見!

弊社の礎となっている大同書会の「書勢」の合本!

面白い記事満載で、ついつい読んでしまいました(^_^;)

・・・だから片付かないのです(^_^;)

さあて、「書勢」第二巻第三号、(大正七年)に

兎耳漢の筆名で「十年一日の如く」という記事がありました♪

日下部鳴鶴翁は十年一日の如く今日は不在

河井荃盧翁は十年一日の如く印刀を執るを嫌

中村不折翁は十年一日の如く法帖を買い込み

岡山高蔭翁は十年一日の如くのろけを語り

松田南溟翁は十年一日の如く書斎に閉篭り

比田井天来翁は十年一日の如く無責任居士

 

多分編集長であられた井原雲涯先生でしょうね。

シャレが利いてて大爆笑!

しかし其の一で終わってしまったこのコーナー。

きっと、シャレが利かない先生からクレームでも来たのでしょうね。

いつの世にもシャレが利かない方はいらっしゃるもんでして・・・

まぁ、シャレにならなかったんでしょうね♪

それから中村不折先生が書かれた、またシャレの利いたイラストの一部から。

 

“清閑山今日不在院法主 日下部鳴鶴大師”

鳴鶴先生、いつも居留守の模様です。

 

“冷評山金石精舎留錫 河井荃盧阿闍梨”

河井荃盧先生らしいです。

 

“悠々閑々山大空王佛林師家 比田井天来老漢”

わが天来先生、大爆笑!!

 

 

こんな時代、楽しかったでしょうね。

 

十年一日、光陰矢のごとし!早く掃除をせねば(^_^;)

 

最後に大澤雅休先生(右)金子鴎亭先生(左)達と、

どちらかに向かう道すがら、何でも興味を示される無責任居士こと天来先生。

天来先生。。。