筆の里珍道中

2016年4月5日
非公認自称天来書院応援団(橋口・長島・関口)の私達も、筆の里熊野に行って参りました♪ とにかく得難い体験をさせて頂きました。   まずのご報告は筆屋さんめぐりです(画像は天来書院の長瀬さん)。   最初は久保田号さんから。 手島右卿先生ご愛用の墨吐龍などの最高級羊毛筆や、青山杉雨先生ご愛用の杉友などで有名な筆匠さんです。 IMG_0365 左は久保田号さんの筆司、伝統工芸士の碓井真光さん。高級羊毛筆専門の職人さんです。右は久保田号の久保田幸次社長。筆管の銘入れの達人です。もちろん私もゲット♪ IMG_0390 この毛の束から筆に適す毛はほんの少し。 IMG_0387 選びぬかれた最高級羊毛筆を手島先生の作品の上で弄ぶN氏。 IMG_0417 久保田号さんの広い立派な母屋には、今回の展覧会に併せて所狭しに大家の名作を飾って頂いて公開されてます。正に眼福でした。 IMG_0510 IMG_0377   続いて一休園さん。書道の錬成会場も併設されていらっしゃいます。 丁度この時は、貝原司研先生の社中の皆さんが真剣に取り組んでいらっしゃいました。 IMG_0477 社屋の4階は常設のギャラリーとなっていて、皆さんに公開されていらっしゃいます。 IMG_0480 IMG_0503   そして最後に仿古堂さん。 現在の日本の書道界はここに始まったと言っても過言では無いという、老舗の筆匠さんです。 立派な社屋の左手「筆の駅」があります。 詳しくは清秘蔵の早川さんがブログに書いていらっしゃいますので♪ IMG_0327 IMG_0329 今回の展覧会においても、仿古堂さんと当社初代・比田井天来からの深いお付き合いを再認識させていただきました。 当社が復刻版の製作をお願いしている華蔵山主珍玩は、元は天来先生が最晩年に仿古堂さんに依頼した筆です。小琴先生も晩年までしばしば仿古堂さんを尋ね、先代の奥様とは親友としてお付き合いされていらしたそうです。 当社で扱っている桑原翠邦先生ご選定の「学院法」も仿古堂さんですよ。ちなみに学院法の「学院」とは、天来先生創設の「書学院」の学院という意味です。 ちなみに先代の井原思斉さんは、天来先生の逝去の際にも居合わせていらっしゃいました。   筆の駅内に展示されている天来先生・南谷先生の作品。 IMG_0529 若き桑原翠邦先生と金子鴎亭先生。 IMG_0356 IMG_0357 上田桑鳩先生の傑作! IMG_0345

そして「筆の里工房」。

IMG_0468 常設展示の木村陽山コレクションは圧巻でした。高木寿穎製の筆を見られたのは感激でした。 満員の社長の講演会! IMG_0454 さて、会場の小琴先生の作品群です。先生は大字かなの先駆者でもいらっしゃるんですよ♪ IMG_0467 意外と知られてないのですが、天来先生・小琴先生は、料紙の神様田中親美先生と深い親交があり、小琴先生は親美先生の料紙を愛用されていたそうです。   素晴らしい筆の里工房の売店です。熊野町の全て筆匠さんの筆が購入出来るんです‼︎ IMG_0437 当社の商品も置いて下さっております。 IMG_0445 さて銘筆を手に入れてご満悦の三人。 みんな一生ものの素晴らしい筆を手に入れる事が出来ました。 社長曰く、「まだ買うの…?」との声(汗) さぁ、後は勉強するのみです。 IMG_0442   今回の広島熊野行は、本当に一生の思い出となる機会に恵まれました。 今回お世話になりました、仿古堂・丹羽社長ご夫妻に倫子さん、久保田号・久保田幸次社長、池尻琇香先生、本当にありがとうございました。感謝感謝です。 また筆の里に行きたいなぁ。と思ういい町です。皆さんも是非尋ねて下さいね。 そして最後に、社長アリガト(^O^)/