広島県熊野で「比田井天来・小琴展」

2016年1月8日

広島県熊野町は筆づくりの町。全国生産の80%がここで作られていると言われています。戦前から、多くの書家がここを訪れました。

ここの「筆の里工房」で、「破壊と創造―比田井天来・小琴、芸術書に捧げた生涯―」展が開催されます。

展示の目玉は、これ。

天来揮毫

ここで書かれている作品があったんです!!! つまり、この写真は、熊野で撮影されたものだということがわかったのです!!! 書かれた文字は「延年益寿」。私も見たことがありません。

天来と小琴が熊野を訪れたのは昭和10年。このときに書かれた作品が、仿古堂さんはじめいろいろなところに所蔵されていました。今回展示される熊野にある作品は20点ほど。そのほとんどが未発表作品です。

銘酒大判(比田井天来)

この作品は、筆の里工房所蔵です。うーん、やっぱりお酒か・・・。すごく飲んだんだろうなあ。線がうれしそうだもん。

期日は3月17日(木)から4月24日(金)まで。20日(日)午前11時から、私が講演します。

アクセスが悪いので要注意。広島駅から10:10発のJR呉線(広行)に乗って10:23に矢野駅着、矢野駅からタクシー(約15分、2500円弱)というのが最もスムーズな行き方のようです。ほかに方法がないか調査中ですので、興味のある方は天来書院にご連絡ください。

私? もちろん前泊して「広島で居酒屋探検」♪ ごいっしょにいかがですか?

Category :
書道