桜が満開だというのに、関東は雨。
去年のお花見は暑いぐらいのお天気で、バーベキューをしました。
夕陽に映えた桜が、楽しい宴会の終わりを彩ってくれました。
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でも今年(3月29日)は、
雨模様の中、しっとりと、静かに咲く桜花。
私たちはお家の中で、ちょっと静かに、か ん ぱ ー い。
隊長(弟です)の美味しいお料理に盛り上がる、楽しい宴会の始まりです!
おっと、その前に。
お部屋に比田井小葩の作品が飾られていました。
隊長のブログ「『枯草の』と鍋焼きうどんのあれ」に出てきた作品です。
宴会の準備のために南谷のアトリエに入った時、この作品が呼んでいるように見えたそう。
枯草のなかの賑ふ春の雨。
三行目の「春」と「雨」がいい! と盛り上がりました。
それではお待ちかね、隊長の心尽くしの数々をご紹介しましょうね。
鯛の桜酢じめです。
桜の香って、なぜこんなにも華やかなんでしょう。
下に敷いてあるのは桜の葉、鯛の上には桜の花の塩漬けが乗っています。
一人2枚だよ。
たけのことサーモン、スナップエンドウの山椒玉みそあえ。
黄身が入った白味噌にくるまれて、鮮やかな春の息吹が、こっくりと美味しいパステルカラーに変身しました。
こちらは、お庭ののらぼう菜と、香ばしく焼き上げた京揚げのおかかあえです。
おかかはもちろん、カツオ枯節(背節)の削りたて。
これだけで日本酒一合はいっちゃうわけですが、ここではその手のお料理がいっぱい出てくる幸せ。
色が美しいぬか漬けです。
漬け込む時間が計算されているんですね。
どれも美味しい。
鳥レバーの甘煮は短時間で仕上げてあるので、適度な柔らかさ。
濃厚な味わいながら、とても食べやすいのです。
二色のミニトマトが鮮やかな和物は、モッツァレラチーズと生ハムです。
おかか、オリーブオイル、醤油であえてあります。
左は牡蠣のオイル漬け。
にんにくがいいお仕事をしています。
お肉のプレートだと思いきや、右上はカツオの生節です!
ソースはディル、にんにく、玉ねぎ、ハニーマスタード、マヨネーズを混ぜたもの。
これは新しい!
左へいって低温調理のチャーシュー、スモークハム。
手前は仙台牛のランプ肉を使ったローストビーフとバルサミコソース。
ぜーんぶ美味しいったら!
まだまだ続きます(すごすぎる)。
フォアグラとマスカルポーネのパテ、お米のパン、あんずジャム。
このあと、牛ロースト里芋と大根と人参とネギの白味噌汁、もやしはるさめきゅうりわかめエビのぱきぱき酢の物があったのですが、写真を撮り忘れました。。。。。
気を取り直して、焼売にも桜の花の塩漬けが乗っています。
華やぎますね。
それにしても、隊長の焼売は美味しい。
めんどくさがって教えてくれないのですが、ホタテとかいろいろはいっているらしい。
これ、ただのチキンソテーではありません。
外はサクサク、中はじゅわーっと柔らかいことこの上なし。
フライパンが冷たいうちに、米粉をまぶした鶏もも肉を入れて中火で7分、返して5分だそう。
こんなに柔らかいのを自分で作れるんだ! とびっくりです。
温め直すと固くなるよ。
おお、出来立てでなければだめなのか!
ここで赤ワインでございます。
かんぱーい。
(日本酒がいっぱいあったので遅くなりました)
豚肩ロースのスープです。
メイクイーン、人参、セロリ、玉ねぎがちょうどよく煮込まれています。
何気ないスープですが、これもタダモノではありません。
(ナニモノだ?)
口の中でじっくりと旨味が広がり、もう、飲み込むのが惜しいったら。
お肉もとろとろジューシーです。
またまたかんぱーい。
美味しくて楽しい夜は終わらない。
70歳を過ぎて、一人でこれだけのお料理をする隊長は超人だ!
そして私は、このあと2日間病気でしたとさ。