比田井天来が生まれた佐久市では、天来自然公園や現代書家が書いた看板など、「書の街」を目指したいくつかの取り組みがなされてきました。その中心にあって事業を牽引なさったのが、金子卓義先生です。天来生家の敷地内に卓義先生の作品収蔵庫があり、いつか卓義先生の展覧会をやりたいという思いが地元にありました。それが実現したのです。
会場は佐久市立天来記念館です。
天来記念館に行く途中に看板が建っています。
会場に展示された卓義先生の作品。右は細く直線的な線による現代的でおしゃれな書。左の作品は卓義先生独特の暖かい線で、先生がそこにいらっしゃるみたいな錯覚にとらわれてしまいました。
ご門下の先生方の作品も並んでいます。
卓義先生を心から慕う方々の真心が伝わってきます。
書道テレビで金子卓義先生の特集をしました。視聴はこちらです。
最後に天来記念館を訪れる方のために、おいしいお蕎麦屋さんをご紹介します。
天来記念館から坂を降りると、現代書家の看板がかかっている旧中山道に出ます。ここにあるお蕎麦屋さんがあけぼのやさん。
このおそばはとても繊細でなめらかで香りがよくって、甘みがほとんどない「たれ」とからまると、得も言われぬおいしさです。
おそばは単体でもありますが、セットもあります。セット相手はいわなの唐揚げ(左)か、大きなナスにそぼろアンがたっぷりかかったもの。とっても気に入りました。おすすめですよ。