顔真卿と明朝体

2016年1月29日

明朝活字は顔真卿の楷書がもとになっていると言われます。ほんとかな。

顔真卿

顔氏家廟碑なので、横画と縦画の太さの違いがあまりありませんが、活字体と手書き文字のちがいはわかりますね、「一」からして角度が違います。「行」も「門」も、活き活きとしています。

顔真卿

「江」は、活字は偏と旁を同じ高さにしているので、無機的な表情です。「之」の二画目(横画)と三画目(斜め)って、こんなにくっついているんですよ。「道」だって、首の部分が狭く、辵の最後が長くてかっこいいですね。活字の辵はどうしてこんな形にしちゃったんだろう。

顔真卿

見てください、手書き文字と活字の形の違い! 美しい手書き文字を書きましょうよ。 

Category :
書道