暑い暑い夏が過ぎて、今や秋本番。
秋といえば芋煮でしょう。
芋煮・命! 
の方には怒られちゃうかもしれませんが、北海道のかぼちゃを入れちゃいました!
(写真は下の方にあります)

 

というわけで、今夜も

 

なんだか渋い雰囲気ですが、かんぱーい。
出席者は女性3名と男性4名(ぐい呑みが重なっている)で、平均年齢65歳。
このブログを読んでくださっている方なら、あ、いつものメンバーに若い人が二人はいったな、って思うかも。(ほんとか?)

 

今夜も隊長の美味しくて健康的なご馳走をいただきまーす。
すべてグルテンフリーです。
(ただし、お醤油など、グルテンフリーの調味料を使うべし)

 

ヘルシーな前菜は納豆、オクラ、もずく、とろろ、おかか(背節)。
ユズポンスが入っているので、まぜまぜします。
お酒を呼びます。

 

このかぼちゃはホクホクではなく、しっとりタイプ。
ジューシーなかぼちゃの煮物は食べやすくて南谷のお気に入りでした。

 

柿と春菊の白和え
・・・えっと、ごまがだめだって言ってたけど、代わりに何が入っているか忘れました。
じゃんじゃん。

 

万願寺唐辛子(辛くない)と唐辛子(辛い)。
結果的にちょっと辛いやつ。

 

豆アジの南蛮漬けと玉ねぎとセロリ。
よく揚がっているので、骨まで食べられるのはもちろん、油がきちんと切れていて、さっぱり。
さすがだ。

 

右下は豆腐バー。
手軽にタンパク質が摂れます。
エビとカブとインゲンの優しい色合いが嬉しい一品です。

 

次に出てきたのは、大きな椎茸のそのまま酒蒸し(でいいのかな?)。
軸に切り込みが入っていて噛み切りやすく、ボリュームがあるのに食べやすい。
椎茸の旨味が半端ない秋の味覚です。
(こういうのなら真似できる・軸切るだけだし)

 

芋煮にホクホクのかぼちゃを入れちゃった! の巻。
やさしい甘みが加わって、ほっとする、そしていくらでも食べられちゃう逸品です。
しかも、美味しいお出汁+上等のお肉なので、スープがとっても美味です。
(本場の芋煮は出汁をとらないってほんと?)

 

赤ワインでかんぱーい。
(かんぱいが派手になってきた)

 

となると

 

牛すじのシチューの下にあるのはじゃがいもだと思いますよね?
今回は蒸したかぼちゃ(ホクホクの方)です。
甘みが出て美味しい♡
ワインに合う!

 

ローストビーフは低温調理です。
イチボ肉を58度で4時間。
完璧な色と柔らかさです。
大きな栗も素晴らしく美味です。

 

肉団子と卵とレタスの熱々スープ(当日のメモがないので当てずっぽうです)。

 

右はスペインの白カビで熟成させたサラミ「フエ」。
トリュフのような香りがあると評判で、噛みしめると甘みとうまみが広がります。
左はオランダのベームスタークラシックというチーズです。
チェスコのホームページによると
芳醇な味で、深いコクと香りの余韻が楽しめます。18ヶ月熟成でアミノ酸のシャリシャリとした食感もあるチーズです。
「アミノ酸のシャリシャリ」はよくわかりませんが、「芳醇な味、深いコクと香りの余韻」は確かにそう。
これはよいです!

 

最後に

極上のワインを出してくれました♡
「ブラゾン・ディッサン」
mottox というサイトによると、
「メドックでも一際美しい第3級格付シャトー・ディッサンのセカンド。コクのあるしっかりした果実とタンニンの味わいがバランス良くまとまったワインで、現地でも人気を高めています。」
お口に含むと、なんということでしょう。
まるで湧き水のような(へんな言い方ですみません)自然さと、夢のように芳醇な味わいです。
いつもこのワインにしたい!
でも、希望小売価格6000円は高いなあ。。。。。

 

すごいご馳走の数々に加え、高価なワインまで味わえて、まさに至福の夜でした。

 

が、

 

隊長(弟です)がこんなふうにおもてなしをしてくれるのは、今夜に限ったことではありません。
とくに天来の命日、1月4日は、高橋蒼石先生が中心となった墓参のあと、参加してくださった皆さんが比田井家にいらして新年会でした。
多い時は50人超え!
次から次へと出てくる豪華で美味しいご馳走と、厳選されたお酒に酔う至福の時。
このブログの読者の中にも、身に覚えのある方がいらっしゃるに違いありません!

 

そして、比田井天来も同じようにおもてなしをしたことが、雑誌『書勢』の「天来追悼号」(1939年)に出ていましたので、こちらもご紹介します。

 

(比田井天来は)全国から集まった書道人その他、いかなる身分の者といえども、人数の多少に関係なく、盛んに酒食をふるまい、自分も共に談笑しながら会食する慣例がある。
また、食客を養い、貴顕紳縉(身分が高く品格のある人)と交わり、玄関に履物の絶えることはなく、実に先生のお宅は書道の大本山にして、日々、お祭り騒ぎをしている観があった。

山田趙州 『書勢』比田井天来追悼号より

 

比田井家の伝統を継ぐとは、まさにこのことかもしれませんね。
お祭り騒ぎ、というところが気になりますが。。。。。