懐かしい人々をお迎えしたお盆。
16日に送り火をしました。

 

ブルーベリーが実るのは、いつもこの頃。
ピンク色から濃い紫色に染まっていく可憐な実です。

 

今回の作品は、比田井小葩の「空が海の中から照る」。
夫、南谷は文学性を排除し、純粋な「線」の表現を追求しました。
同じ墨を使いながら、ここで空間を支配しているのは「ことば」です。
縦一行にいさぎよくおさめたな、などと安心してはいけません。
「空が」から読んでいって最後の「照る」に来た途端に、光輝く広大な景色が眼の前に現れるのです。

 

詩文書作品についてはいろいろな捉え方がありますね。
詩文と関係なく、文字の配列の造形性を追求した作品が多いかな?
でも小葩の作品を見ると、「ことばが輝いている」と感じます。

 

いつまでも、この余韻に浸っていたい。

 

で、まあ、宴会でございます。

 

隊長が心を込めて作ってくれたご馳走が並びました。
(いつもながらすごすぎる)
右奥のお酒は、亡くなった金子卓義先生がラベルをお書きになった「山桜桃(ゆすら)」。
日本酒をこよなく愛された卓義先生ならではの美味しいお酒です♫
ラベルもおしゃれですね。

 

かんぱーい。
まずはこっちから飲むんだよ。

 

実は、「山桜桃」というお酒は手に入りにくいのです。
ネットで探してみたら「酒の志筑屋」さんというサイトで発見。
そこで人気ランキング一位だった渡舟というお酒(ふなしぼり)も買ってみたのです。
メーカーさんがおっしゃるとおり芳醇、そして濃い。

 

では、ご馳走を一つずつご紹介します、
枝豆はお庭から採りたてですから、美味しいに決まってますよね。
こっくり煮えた里芋。

 

なすと万願寺とうがらし(ししとうかもしれない)の焼きびたしに、オクラのおひたし。

 

鮭の南蛮漬けとかぼちゃの煮物。
一人でこんなにたくさん美味しいものを作ったの?
まだまだまだまだ。

 

甘いえんどう豆とマスカルポーネチーズ、ん?
何か入っている。
食べてみるとわかると思うよ。
おお、奈良漬です。
歯ごたえも加わって、これはさらにすごく美味しい。

 

マグロとわけぎのぬたですが、隊長流は一味違います。
霜降りにしてワサビ醤油に漬けたマグロには、玉酢味噌が塗ってあります。
別にみょうがとカイワレと紫蘇がポン酢であえてあって、これをマグロに乗せていただくと、それはそれは美味なのです。
お酒がすすむ!

 

ごはんもちゃんと出てきます。
押し寿司はサーモンと鯛かなあ。
(ちゃんと教えてくれない)

 

美しいぬか漬けのナスときゅうり。
左下は、なんと小松菜です。
小松菜は塩漬けが流行っていますが、ぬかに漬けるとまるで野沢菜!
やってみてください。

  

と、ここで隊長はやおら立ち上がり、キッチンへ!

 

ザワークラウトとソーセージのトマト風味煮物です。
ドイツに来たぞ。

 

肉団子と冬瓜の春雨スープに、焼いた(!)トマトが入っています。
こういうあったかい汁物が出てくると、気持ちが改まってお酒がすすむ。
(お料理のせいにしてはいけない)

 

おお、美味しそうなステーキです。
それはそれはやわらか~い。
どうやったの?
ふつーに焼いただけだよ。

 

違うだろっ。

 

最初から味付けしないで片面を焼いて、ひっくり返して塩をふり、最後の面を焼いた後で胡椒をふる。
そうしないと苦くなるんだよ。

 

やっぱり火加減だなあ。(聞いてない)
トリュフバターとお醤油がかけてあります。 

 

で、やっぱりこうなります。
かんぱーい。

 

では、そろそろ送ろうか?

 

また来年!

 

終わらない・・・

 

かんぱーい。
楽しい夜は続く・・・・・