新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は『シリーズ書の古典』が全30巻刊行となりました。 多くの皆様に早くもご愛用頂いており心より感謝申し上げます。
ところで、この勢いも止まぬうちに新シリーズのお知らせです。
『天来書院選書』
これまでダイレクトメールでのお知らせのみでしたが、 この度この場にて広くお伝え致します。
・どんなシリーズ?
臨書手本の定番『シリーズ書の古典』だけではフォローできない、より個性的な名品を幅広く採り上げて刊行し、誰もが書の世界へ容易に触れられるようにしたいという思いから生まれました。
まず採り上げたのは『多胡碑』と『多賀城碑』。そして狂草の代表・張旭と懐素の作品です。
いずれも天来書院で『知られざる名品シリーズ』として刊行実績のあるものですが、初版限定企画ということもありすでに品切となってしまっておりました。
お問合せの多い書籍とはいえ、増刷のコスト回収も難しく手詰まりとなっておりました。
ほんの少部数でいいから作りたい、でもコストが合わない・・・
そのジレンマを解くカギは「手づくり」です。
・どうして実現できた?
社内には高品質のプリンターがあり、版下となるデータも元々社内ですべて制作していました。
となれば後は製本ですが、「中とじ」であれば専門的な機械がなくとも実現できるのではと試行錯誤を重ねて参りました。
そして、書道手本としてご提供できる一定の水準にようやく達することができ、大量印刷することなく1部から制作することができるようになったのです。
・今後どうなる?
ラインナップの当面の中心は、現在品切となっている法帖類となっていきますが、 軌道に乗ればこのシリーズのオリジナルタイトルも生まれてくることと思います。
品質に関しては今後も新たな道具類の導入を計画しており、さらなる向上を見込んでいます。
現時点では直販限定となっていますが、そう遠くないうちに書道用品店等のご注文にも対応できるようにする計画です。
今年も天来書院は良書の刊行に邁進してまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様にとって幸多き一年でありますように。
販売ページはこちら
(天来書院TOP>書籍>古典名品(原寸)から入ることもできます)
※少量の在庫は常備致しますが、ご注文が多く重なるなどの場合は制作に1〜2営業日頂く場合がございます。お急ぎの場合や大量のご注文等、即座にご対応致しかねる場合もございますので予めご了承下さい。