象さんの耳打ち
天来書院
象さんの耳打ち
天来書院

第56回 日本書人展

日本書人展
会場風景

日本書人連盟の展覧会「日本書人展」に行ってきました。今回の会場は東京芸術劇場。

(※会期は1/16で終了しています。)

主宰されていた石田栖湖(いしだせいこ・1910-1987)先生は、比田井天来直門の中でも、枯淡でなおかつ洒落た不思議な魅力を発する作品を書かれた方です。古典に立脚しながら古びることのない佇まいが超然としていて、心が洗われます。

石田栖湖作品
今回展示の石田栖湖先生遺墨「懐遠」

展示作品を拝見。(容量の都合で一部掲載となります)

理事作品
委員作品1
委員作品3
委員作品2
委員作品4
委員作品5
委員作品6
委員作品7

また日本書人連盟・山田聳宇(やまだしょうう)先生の個展がお隣で開催されていました。

ギャラリー2
2022 山田聳宇 古稀書展
会場風景
作品1
作品2
あえて上の空間に余裕を持たせる構成の作品も多く見られました。
円のバリエーション
「円のバリエーション」。思わずニヤリとするタイトルです。
どんぐりと山猫
宮沢賢治「どんぐりと山猫」の冒頭。本当にこんな手紙だったのかもと思ってしまうほど無邪気です。
臨書帖
臨書帖を会場の中心に据えていらっしゃいました。題箋も必見です。

 

このような時期でも無事に開催され、充実の作品の数々を拝見することができました。

この会は書宗院にも同時に所属する方が多くいらっしゃいます。同じ作家でも臨書専門の「書宗院展」とは違った作品を見られるのがまた楽しみのひとつです。次回も無事に開催されることをお祈り致します。