象さんの耳打ち
天来書院
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教育実習で書道の経験がいきたお話

皆さんこんにちは!

大学生アルバイトスタッフの荻野です。

 

今回は、先日まで行かせて頂いていた教育実習での体験をお話したいと思います!

実習を通して改めて感じた書道の魅力、実習のちょこっとしたお話など、

お時間のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。

 

 

今回私は国語科の教育実習生として約3週間、母校の中学校に行かせて頂きました。

 

実習に行ってまず驚いたことは、生徒たちの元気が半端ではないということです。笑

 

1年生を持たせて頂いたということもあり、

ランドセルをついこの間まで背負っていた生徒たちのパワーは想像の2倍も3倍もエネルギーが満ち溢れていて、だからこそ私自身も毎日フルパワーで生徒たちと楽しく過ごしていました!

 

 

 

そんな実習を行っていく中、当初課題のひとつに

「どうしたら私のことを覚えてもらえるか」

ということがありました。

 

皆さん、

冒頭部分での私のこの【 荻野 】という名字なんと読んだでしょうか??

恐らく、ハギノと読んだ方とオギノと読んだ方がいらっしゃるのではないかと思います。

 

正解は、【 荻野(オギノ) 】と読みます。

【 萩野(ハギノ) 】との違いは草冠の下が禾編になっているという点で、荻も萩もパッと見が似ていることから間違えられることがよくあります。笑

そんな私の名字なのですが、

【 萩野 】と似ているという理由に加えて、中学生、ましてや1年生にとってはどうしても馴染みのない漢字であったのというのもあり名前を覚えてもらうのに実はとっても苦戦しました、、。

 

 

そこで!

「名前が難しいのなら私の人となりで覚えてもらうしかない!」と思い、

長年やっている書道を全面に押し出して生徒に猛アピールする作戦を打ち立てました!笑

 

まず自己紹介の際に書道を特技として挙げてから、

校内で会ったら生徒の書いて欲しい字や好きな人物の名前を書かせてね〜!

と言ったところ、想像以上に沢山の生徒が昼休みや空き時間に話しかけにきてくれて、

 

ある時は生徒の名前、

ある時はジャニーズのメンバー、

ある時は様々な界隈のキャラクター、

ある時は韓国のアイドルを韓国語で、、、

 

と様々な方の名前を書かせていただき、最終的に生徒に【 荻野先生は字が上手な先生 】と覚えてもらえてとても嬉しい経験をすることができました!

(そして3週間の実習の間で筆ペンを一本使い切るという初めての経験もしました。笑)

 

 

 

そんなこんなで終えることができた実習ですが、

改めて振り返ってみると書道というものが生徒と私を繋ぐ大きな役割を担ってくれていたなと思います。

 

生徒に私のことを知ってもらいたいという思いから、自分の事を考えてみたときに自分の中で書道が大きな存在であると改めて感じることができました。

 

そして同時に、

書道が自分のアイデンティティの一部になっているのだと気づくことができ、自分自身のことについて考えるとても有意義な時間を過ごすことができたと思いました。

 

またそのように考えると、実習での出来事も今こうして天来書院でお手伝いさせて頂いているのも書道が繋いでくれた縁の一つであり、また一つ書道の魅力に気づけた様な気がしています。

 

今回このようなことに気づくきっかけとなった実習に改めて感謝しながら、これからも書道が繋いでくれる縁を大切にして日々を過ごしていきたいなと思います。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。