紅葉が進み、木枯らしが吹いて、横浜も急に冬めいてまいりました。
陽射しがあっても空気がひんやりしています。
こども自然公園に、
しっぽ発見
多分 こども じゃない。
“ アッ ミツカッチャッタ? ”
もちろん、丸見え
台湾リスです。
かわいいけれど、不法移民。小型種である日本リスの生存を危うくしています。
“ ドングリ ドングリ ”
いっぱい落ちてるね
“ サムクナル カラネ マッテタンダヨ ”
リスはお腹いっぱい食べたあと、なおドングリ拾いをして、地面に埋めておくと聞きます。
堅実な生き物なんでしょうか。
しかし、埋めた場所を覚えていないらしい。ひたすら貯蔵。でも忘れる。
勤勉なれど効率が悪そうです。とはいえ、努力家というのは神にも愛される資質。
“ メリハリツケテ ドリョク シテル ”
そうそう、みやは努力家ではある。いつも というわけではないだけで。
野生のリスのように冬支度をしている とは思えないのですが、
この頃妙に大食になったみや。
健康のために獣医さんに勧められて、ゴハンを換えたせいのような。
10歳の誕生日を過ぎました。
人間の年齢に換算するとはっきり初老とわかる年齢です。
肥満はとかくよくないのですが、一回り大きくなった気がします。
歳をとって、猫又化が進行し始めているのでしょうか。
“ ミヤチャン アソンデクレナイシネ”
それは前からそんなでしょ
“ シカタナイカラ ヒルネスルシカナインダヨ ”
赤ちゃんの時に、たまたまこの家に来てみると、そこにいたのは気むずかしいオネエチャン猫。
気の良いひたちにはちょっとかわいそうでした。
でも 御縁だからね。時々やさしい時もあるしね。
“ ホントニ トキドキ ネ ”
一緒に入ったら暖かいのに、みやはどうしても「一重(ひとえ)隔てる」堅苦しさ
“ ネコトナンカ イッショ ヤダ ”
リスは仲間で協力するらしいよ。
相性とは別に、努力で仲良く出来るということは、結構高等なことなのかもしれません。
団栗山の
ドングリは
落ちても 落ちても
草のなか
島木赤彦「どんぐり」より