十二月猫 〈冬の日の十日 その1〉

2017年12月11日

 

北鎌倉

 

  

 

 “ ヨク  キタニャ。  トオッテ  イイニャヨ ”

  屋根の瓦の上の門番猫殿

  ホントは番してるんじゃなくて日向ぼっこでしょ

 

  また来ました 北鎌倉

 

 

  紅葉の季節が過ぎ

 

 

  残りの柿の実も少なくなって

 

 

  里山は

 

 

  野菊や

 

  

 

  竜胆や

 

 

  釣鐘ニンジンや  

 

  野の花がひっそり咲く、

 

 

  静かな冬の景色がはじまりました。    

  

 

  コゲラが檀(まゆみ)の実を食べています。

  

 

  この間まで熟柿をおいしそうに啄んでいたメジロも

  檀を食べに来ています。

 

          

 

 

  ひんやりしてくると、

  山茶花の頑張っている感じに励まされますね。

 

  

 

  ヤマネコ発見

 

 

     “ マタ キタニャ ”

 

  この近くでよく会う、おっとりした山住みの猫さん。

 

 

  “ リスタチモ オトナシクナッテ キタシ  シズカダネ ”

 

 

  “ ヤマーノ ムスメ  ロザリニャ〜  ” 

   いつも  ひとり 歌うよ かな?

 

   フニャーとしたやさしい声で口ずさみつつ

   ヤマネコさんは落ち葉を踏んで行きました。

 

北鎌倉臺峰から円覚寺方面を望む

 

  里の秋     齋藤信夫

   しずかなしずかな 里の秋
   おせどに木の実の 落ちる夜は
   ああ かあさんと ただ二人
   栗の実にてます いろりばた

   あかるいあかるい 星の空
   なきなきよがも(夜鴨)の 渡る夜は
   ああ とうさんの あのえがお
   栗の実たべては おもいだす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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冬の日の十日

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