季節に映ることば
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比田井和子

中国唐時代、孫過庭が書いた「書譜」は、草書を学ぶために必須の手本として知られています。
同時に書論としても優れており、「書」という範疇を超えた味わい深いことばも少なくありません。
そこで今回は「書譜」の中から、色紙や作品に書きたい名句をご紹介しましょう。
孫過庭が書いた書も参考にしつつ、書作にお役立ていただければと思います。

 

今回参考にした書籍→孫過庭書「書譜」

 

 

2021年11月26日

比田井和子

書の古典の中に、美しいことばが散りばめられている作品があります。

その一つが、嵯峨天皇筆と伝えられる「李嶠詩(りきょうのし)」。

唐の詩人、李嶠(644〜712)の詠物五言律詩120首を書写したもので、李嶠の詩を記した最古の書です。

120首の中、21首が残っており、書は中国唐代の欧陽詢に似て力強く、変化に富んでいます。

今日はその中から、作品に書きたいことばをご紹介しましょう。

2020年7月20日

比田井和子

 

ロングセラー『名僧のことば・禅語1000』(伊藤文生編)から、5字から7字までのことばをご紹介します。

禅語が1000句掲載された書籍ページはこちら

 

作品を書く時、お世話になった方へのお礼やお祝いに色紙をプレゼントするとき、「禅語」を紐解いてみてください。

書きたいことばがきっと見つかります。

なお、1字から4字までのことばは、「名僧のことば・禅語ー中国編」をご覧ください。

 

 

2019年10月9日

比田井和子

今回ご紹介するのは、フランスの詩です。

愛と恋、きらめくような自然の美しさ、機知に富んだことば。

今まであまり取り上げられていないフランス詩のことばを使って、書の作品を書いてみませんか?

 

今回は詩全体ではなく、作品におすすめの部分を選んでみました。

掲載した詩はすべて、詩人でありフランス文学研究者でもある吉田加南子先生の翻訳です。

書籍『愛のフランス詩集』(吉田加南子編・訳)には、詩の全体が掲載されています。

2019年5月20日

比田井和子

作品を書くときの素材として「禅語」が人気です。

今回は、天来書院のロングセラー『名僧のことば・禅語1000』(伊藤文生編)の中から、1〜4文字までのことばをご紹介します。
禅語が1000句掲載された書籍ページはこちら
なお、「名僧のことばー日本編」もご紹介しています。あわせてお役立てください。

 

2018年8月22日

第11回:筒井ゆみ子

新緑が鮮やぎを増し、緑の風が薫るこの頃、花は薔薇の季節を迎えます。
このたびは薔薇を歌った訳詩、近代詩と短歌を御紹介します。

 

 

2018年5月6日

渡部 忍

節分、立春と過ぎ、まだ寒さが続くと思っていましたら、もう三月、あっという間に春がやってきました。
梅の花も咲き、全国各地で梅まつりが催されています。
河津桜も見頃とのこと。道ばたや庭の花々も動きだし、気持も華やぐ季節ですね。

 

2018年3月5日

比田井和子

わずか五千字の中に、深遠な哲学が説かれている『老子』。便利さだけを追いかける現代人に、「それでいいのか?」と問いかけることばの数々は、書や篆刻の作品にも取り上げられてきました。伊藤文生編『作品に書きたい老荘のことば』から抜粋します。

2017年10月26日

第8回:比田井和子

灼熱の太陽がわずかにやわらぎ、透明な空気が少しずつ、私たちのまわりに漂うようになりました。

今回は、なつかしい童謡唱歌の中から、秋や故郷、思い出、そして海をテーマにご紹介します。

2017年9月8日

7回目:渡部忍

7月、文月・・・
田の稲が風に美しくそよぐこの頃。各地で梅雨も明け、いよいよ本格的な暑さとなります。
可愛らしい春の花々は勿論ですが、盛夏を彩る夏の花々にも大いなる魅力を感じますね。

2017年7月14日

比田井和子

仏教の経論や高僧のことばの中に、作品にしてみたい名言がたくさんあります。短いことばであっても、そこに含まれた意味に気づくと、驚きが生まれ、その余韻がいつまでも続くのです。

2017年7月8日

5回目 筒井ゆみ子

立夏からおよそ半月、今年は5月21日が、二十四節気の「小満(しょうまん)」に当たります。

2017年5月24日

4回目:筒井ゆみ子

桜の季節はひとときの夢のように過ぎました
日々に力を増す太陽の光を受けて、緑の輝く季節を迎えます。

2017年5月2日

3回目:比田井和子

可憐に咲く花々は世界中の人々から愛され、多くの詩にうたわれてきました。今日は、春の花をモチーフにしたフランスの詩をご紹介します。

 

2017年4月4日

2回目:比田井和子

遠い昔から、私たちを魅了してきた桜。時代はめぐり、生活は変わっても、桜の季節になると心が騒ぎます。
今回は詩や散文の一部、童謡唱歌、最後に民謡をご紹介します。すべて著作権が消滅したことばです。

 

もっとたくさんのことばをごらんになりたい方

「作品に書きたい花の詩」はこちら

「作品に書きたい心の詩」はこちら

「みやが選ぶ小さな詩集」はこちら

「ふるさとの唄」はこちら

2017年3月13日

1回目:比田井和子

移りゆく季節の中から生まれた美しいことば。過ぎ去った時間に永遠の輝きを与えることば。そんなことばをご紹介するブログをスタートいたします。
気に入ったことばがあったら、ぜひ書の作品にご利用ください。すべて著作権が消滅した文学者のものです。
最初のテーマは「桜」、第一回は短歌と俳句の特集です。

 

もっとたくさんのことばをごらんになりたい方

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2017年3月10日
       
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