書道展のハシゴをしてきました。

2016年1月15日
正月はやっぱり書道が合いますね。 小学校の頃、書き初めは冬休みの宿題の定番でしたから、そのせいもあるのでしょうか。 区の書き初め大会で賞をもらったこともありますが、それも今は昔。義務教育以来あいにく筆を持っておらず、その当時が私の字のうまさのピークでした。   それはさておき、1月の東京は書道展目白押し! こんな残念な私だからこそ全身に書道力をチャージすべく、書道展の「ハシゴ」をしてきました。   まずは根岸の書道博物館。 東京国立博物館とコラボで顔真卿展をやっています。 実は年末にも出かけたのですが、時期により展示が異なるためもう一度行ってきました。 とりあえずはお目当ての「自書告身」。肉筆です。 法帖とは一味違う体温のようなものが感じられます。 そして「麻姑仙壇記(中字)」。 大字、小字もありますが、私はこの中字のマコマコとした感じがかわいくて大好きなんです…   そしてちょっと足を伸ばして銀座の「現代の書 新春展」へ。 書家の先生方による揮毫会が行われるとのことでお邪魔してきました。 この日は石井明子先生、福田鷲峰先生、尾崎學先生という順で、大勢の観衆の前で作品を書いて下さいました。 尾崎學先生はご存知の通り、天来書院で著書もお持ちで、書道テレビにも出演して下さいました。とても大らかなお人柄の方ですが、この日お書きになった作品にもやはり懐の広さが感じられ、圧巻でした。 KIMG0424_2 ここからまた上野へ方向転換し、東京都美術館「日書展」へ。 …と思ったのですが、この日が最終日ということで終了時間が早く、残念ながらタイムオーバーとなってしまいました。 しかしこの日に東京都美術館で行われていた展示は書道づくし!そして大勢の人! 感動です。   最後はおとなりの東京国立博物館へ。顔真卿の作品を山ほど見てきましたが、 なんと天来書院テキストシリーズを抱えながら熱心に見ている学生の方もいらっしゃいました。 ふたたび感動です。     冬の日は短く、外は暮れかけていましたが、 新年のスタートから充実した時間が過ごせた満足感で、寒さも気になりませんでした。
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