横浜は ぼんやりした梅雨明けの後、いっとき真夏らしい猛暑が続きましたが、
このところはまたどんよりしたお天気です。
それでも、稲田は青く育つ時期。
里山に夏の花は咲いて、季節の歩みは進んでおりますが、
空が青くない夏。
やっと会えた 薄い青空です。
ひまわりは「黄金日車(こがねひぐるま)」と歌われています。
暑そうでない向日葵はダメですね。
朝露の稲田に、生まれたばかりの シオカラトンボ。
羽が まだ濡れたまま 光っています。
柔らかそうな ういういしい 生まれたてのトンボです。
こちらも まだ あどけない幼鳥です。
夏の始めは 若い命がスクスク育つ時期なのです。
あなたは 誰ですか
“ シジュウカラ ノ コドモ ダヨ ”
ここにもかわいい幼鳥
あなたは 誰ですか
“ スズメ ノ コドモ ダヨ ”
茶色い頭も、ほっぺの丸い模様の色も、大人のスズメより淡い色です。
そして、ここには…
“ オケショウ シッパイシタンジャナイモン ”
…… 誰ですか
“ ガビチョウ ノ オトナ ダヨ ”
小鳥でも子供は子供らしく、
成鳥にはしっかりした大人らしさがありますね。
アイラインバッチリの派手な顔つきのガビチョウは、やはり外来種です。
ほかの野鳥の鳴き声をまねることも上手な、器用な小鳥です。
夏休みのラジオの子供相談室を聞いていると、野鳥の話題もありましたが、
ほかの鳥の鳴き声をまねる鳥は珍しくないそうで、
まねの上手な野鳥はたいへんモテるということでした。
見かけはともかく、モテる鳥さんらしい。
そしてこちらは 打って変わって スッキリ顔のタイプ。 ウグイスです。
木立の中に姿を隠して、隠れもない美声で まだこの時期も歌っています。
仙人カメラマンが 珍しいその姿を捉えることに成功。
ハンサムなんですが、普段は藪に隠れています。
我が家の周辺では、蝉とウグイスの声が同時に聞こえるという、
パラダイスな夏が展開しています。曇り空だけれど。
駐車場で、いかにも手持ち無沙汰 といった フタマタガワ コジロウ 君
どうしたの、ネコはセミトリの季節でしょう。
“ チョット ヤルキ デナインダ ”
やっぱり お天気のせいかな
“ ソウダネ ”
“ ダイタイ セミ スクナインダヨ ”
そういう話、全国的にあるようです。蝉が啼かず、梅雨明けがはっきりせず、
大雨の被害が各地に出る。
1993年の気象に似ているという意見もあって、私も気にしているの。
大雨で日照の少ない夏でお米が出来ませんでした。タイ米を輸入した年です。
これから天候が好転して、勢いのよい夏が来ると良いのですが。
「黄金向日葵」(抜粋) 石川啄木
我が恋は黄金向日葵(こがねひぐるま)、
曙いだす鐘にさめ、
夕(ゆふべ)の風に眠るまで、
日を趁(お)ひ 光あこがれ、まろらかに
眩(まば)ゆくめぐる 豊熱(ほうねつ)の
彩(あや)どり饒(おほ)き こがねの花なれや。
みやちゃん いいもの持ってるね。手拭いですか。
“ Mセンセイニ カマクラ デ カッテ モラッタ ”
ねこグッズのすてきなもの、頂いてももったいなくて使えないのが難点です。