2008年10月27日

端渓へ行こう

001 羚羊峡s.jpg
さあ、今日は硯のふるさと、中国の肇慶市へ行きましょう。

 

 

 

 中国広東省のほぼ中央、中国第三の大河、西江は肇慶(ちょうけい)市へ入る直前に急に狭くなります。

 

001 羚羊峡.JPG

羚羊峡(れいようきょう)をはさむ山並みに、硯を採るための数十の抗が点在しています。

中でも、斧柯(ふか)山と呼ばれる山から採取される硯石が、有名な端渓(たんけい)石です。

 

002 端渓流れ.JPG

この水の流れが「端渓」。硯の名はここからつけられました。

 

003 昔の老坑.JPG

端渓の中でも最高とされ、数々の名石を生み出した昔の「老坑(ろうこう)」。今は封鎖されています。

 

004 老坑の中 見える.JPG

これは現在の「老坑」なのですが、現在は採取されていません。だから、老坑の硯は、小さいものを除いてほとんど出回っていません。残念ですね。

 

012氷裂紋 老坑.jpg

これは老坑の硯板(けんばん)です。美しい氷裂紋が見えますね。

 

次は坑仔岩(こうしがん)。

101 坑仔岩.JPG

中央上部、石がたくさん落ちているところが坑仔岩。老坑の次によい石がとれます。ここに行くためには、石だらけで歩きにくいながーい坂道を登らなくてはなりません。最初の羚羊峡の写真は、坑仔岩から撮影しました。ほんとにたいへん。

102 早川さんのぞく.JPG

坑仔岩も封鎖されていました(2003年)。

あれ、なんか物音がするよ。といって、早川さんが中をのぞきこんでいます。すると・・・・・

 

103 早川さん握手.JPG

ああーっ、誰かと握手しています。だーれ?

 

明日は羚羊峡の向かい側の北嶺(ほくれい)にある宋坑(そうこう)へ行きますよ。硯を採取するところも見られます。

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