2008年5月12日

雲峰山へ行こう

久々に中国旅行のお話です。今日は山東省の雲峰山へ行きますよ。
雲峰山遠景.JPGのどかな道を走っていくと、見えてきました。緑の上にそびえる岩山が雲峰山です。
雲峰山を見上げるのコピー.jpg本当に不思議な山ですね。仙人が棲む山。そして、簡単に言いますけれど、登るのはとってもたいへんです。
ていどうしょうなど.jpg
最初はなだらかな道を歩いていくと、鄭道昭さんがお出迎え。建物に入っていくと
ていぎかひのコピー.jpg有名な鄭羲下碑があります。前に行った天柱山には、鄭羲上碑がありましたね。もう少し登ると
論経書詩.JPG大きな論経書詩があります。地震があったので、少し傾いています。
問題はこの後です。
とげのある雑草が生い茂る森を登っていくと、がーん、目の前に聳える岩盤。まさにロッククライミングです。足を踏み外すとそのままおっこっちゃうのです。かといって引き返すわけにもいかない。もーだめだと、何度思ったことでしょう。
山頂から.jpgやったー。
頂上に来ました。すばらしい眺めです。涼しい風が心地よい♪
この山頂には、仙人のことを記した刻石があります。蓬萊山に棲む安期子、太室山に棲む王子晋、菎崙山に棲む羨門子たちが空を飛び、ここに集まったんです。なんとも雄大な光景ではありませんか。
安期子題字.jpgテキストシリーズ『鄭道昭題字小品』から「安期子題字」をご紹介します。安期子龍に駕し蓬萊の山に栖す。


で、当然おりなくちゃならない。こっちも恐いけど、なんとか下山しました。

そして、夜はやっぱり大宴会。お料理もお酒も最高でした。(この頃は料理の写真を撮らなかった)


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