秘密の花の咲く季節 〈初夏の十日 その2〉 

2018年5月3日

緑が鮮やかさを増す季節になりました。

 

赤く稔った桜の実が新緑に映えます。

 

 透きとおる赤いさくらんぼを小鳥が食べに来ています。

  鵯(ひよどり)

 

  椋鳥

 

  “ ヘヘ ”

 

 

 よく見ると リス君も赤い実を食べています。

 

 

 里山には 人にも知られず  藤が盛大に咲き おわり

 

 足もとに密かな花が次々ひらくころ   

きんらん

         

きんらん

        

ぎんらん

        

おおあまな

        

  おおつるぼ

      

  しゃが

 

 

 蝶々もひらひら

 

 

ここ 北鎌倉の浄智寺では

 

  書院の  庭に面した縁側に

 

 

  職員猫のジョーチ君が きょうもお勤め中

 

  “ チェック チェック”

  毛づくろいしながらも 気になる物音は 聞き過ごさない

 

  

  “ キョウモ ヨシ!”

 いつも 点検 ごくろうさまです

 

 ゆるゆるながら お勤めを怠らないジョーチ君です。

 “ ソウイエバ ブンガッカンノ バラ  サイタ ッテヨ ”

 

 浄智寺は鎌倉五山の第四位の古刹。

 日々お詣りの人が絶えません。

 訪れる人の 四方山話をかしこく聞いていて、

 ジョーチ君は情報通です。

 ときどき耳寄りなお話を聞かせてくれます。

 長谷の山蔭、鎌倉文学館の薔薇園が季節を迎えるようです。

 ネコとなかよくしておくことは サンポ人の極意でございます。

 

 恒例の「バラまつり」の今年の開催期間は

 5月11日から6月10日までとのことです。

 

 

  鎌倉文学館 2018/5/2

 

 

 

 

 

 薔薇の詩歌の御紹介は「季節に映ることば」のページで改めてお送りします。

 ※本ページの薔薇はすべて鎌倉文学館薔薇園 2018/5/2撮影

 

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初夏の十日