1948(昭和23)年、比田井南谷は山枡康子と結婚した。比田井南谷と比田井小葩(康子)は、書道界ではとても仲の良い夫妻、おしどり夫婦として有名であった。共に書家として活動し、「毎日書道展」の審査会員をはじめ、他の書道展でも審査員等を務めた。南谷は前衛書、小葩は漢字かな交じり書と表現は異なったが、共に作品の批評を交わすなど、書に対する情熱と探究心は共通していた。
- 比田井小葩の生涯 -