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比田井小葩 › 年譜
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比田井小葩 年譜

※青字は展覧会歴です。

1914(大正3)0歳比田井小葩(山枡康子)は山枡儀市、まり子の長女として横浜に生まれる。
両親は敬虔なクリスチャンで内村鑑三に師事する。康子は内村鑑三の命名。
1931(昭和6)17歳神奈川県立横浜第一高女卒業。
1933(昭和8)19歳東京府立第三高等女学校専科入学後、書道を吉田松苑に師事。
1936-50(昭和11-25)22-36歳一家で今井館聖書講堂で日曜学校を開き、その中心となる。
1937(昭和12)23歳鎌倉書学院の比田井小琴に師事、平安かな書を習う。
「大日本書道院展」(天来の単独審査)に出品、受賞。
1939(昭和14)25歳「興亜書道連盟展」に出品、中華民国交通大臣賞を受賞。
1940~1948(昭和15~23)26-34歳小琴の助手として書学院教授部の助手を務める。
1947(昭和22)33歳「第2回日本書道美術院展」(1945年飯島春敬によって創立)で推選、特別賞を受賞。
1948(昭和23)34歳「第1回書道芸術院展」(1947年創立)に招待作家として出品、特別賞。
比田井南谷と結婚。
1952(昭和27)38歳「日本書道美術院展」の審査員となる。
1953(昭和28)39歳王羲之の草書を基礎とする新しい変体仮名の研究。「毎日書道展」等に発表。
1955(昭和30)41歳油彩と墨を用いた現代詩の作品を作る。「毎日書道展」等に発表。
1956(昭和31)42歳「第1回天来記念前衛書展」開催のため南谷と協力。作品10点を出品。
1959-72(昭和34-47)45-58歳「毎日書道展」の審査会員となる。南谷、第1回渡米。
1961(昭和36)47歳「天来偉業展」の開催を書学院同人に提案し、企画運営に力を尽くす。
翌年、高島屋で開催、出品。
1964(昭和39)50歳小葩は自分の書芸術の探求と作品発表の場として「小径会」を設立、また、創立された「かな書道作家協会」の理事に推薦される。
「第1回小径会展」(東京、椿近代画廊)開催。翌年、第2回展を三越で開催。
1965(昭和40)51歳金子鴎亭によって「近代詩文書(漢字かな交じり書)」を探求する「創玄書道会」が結成され、小葩はその理事・審査員となる。毎年「創玄展」に作品を発表。
1967(昭和42)53歳「毎日女流展」の運営委員となる。第1回展に出品。
1969(昭和44)55歳南谷と協力して書学院出版部を再開し、天来の著書や日中書道史上の稀覯名品などの編集発行と運営に当たる。
1970(昭和45)56歳比田井天来(1872年生)の生誕100年を記念して「天来展」を開催することを南谷に提案。書学院同人とともに企画・計画を練る。
1972(昭和47)58歳「生誕百年比田井天来展」(三越)開催.5月23日開会。開会レセプションの席上で倒れる。
5月25日横浜市立大学病院で永眠、享年58歳。5月26日、皇太子妃殿下美智子さまより生花を賜る。告別式は6月8日今井館聖書講堂で執り行われた。
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