季節に映ることば
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古典の名句

比田井和子

中国唐時代、孫過庭が書いた「書譜」は、草書を学ぶために必須の手本として知られています。
同時に書論としても優れており、「書」という範疇を超えた味わい深いことばも少なくありません。
そこで今回は「書譜」の中から、色紙や作品に書きたい名句をご紹介しましょう。
孫過庭が書いた書も参考にしつつ、書作にお役立ていただければと思います。

 

今回参考にした書籍→孫過庭書「書譜」

 

 

2021年11月26日

比田井和子

書の古典の中に、美しいことばが散りばめられている作品があります。

その一つが、嵯峨天皇筆と伝えられる「李嶠詩(りきょうのし)」。

唐の詩人、李嶠(644〜712)の詠物五言律詩120首を書写したもので、李嶠の詩を記した最古の書です。

120首の中、21首が残っており、書は中国唐代の欧陽詢に似て力強く、変化に富んでいます。

今日はその中から、作品に書きたいことばをご紹介しましょう。

2020年7月20日
       
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