そうだ!手遅れになるまえに

ここ数日、急に冷え込んで街路樹も色づきはじめ、いよいよ冬も到来。そうだ、街路樹の木々が裸になる前にと思い立ったのがこの第2回です。

2002年の1年間、サイト上で月1回東京について、スナップ写真を中心した簡単な紹介を、という仕事をさせていただきました。12のテーマを決めて、下調べに2日、写真撮りに2日、整理とホームページへの成型に1日という具合だったと記憶しています。その12のテーマのうちの1つが、「東京でも紅葉」でした。交通費と時間を節約して、それも誰にも気兼することもなく街路樹で紅葉を、歩きながら楽しもうという発想でした。


残念ながら、当時撮り溜めたほとんどの写真や資料は他のテーマも含めて、ハードディスクの2度のクラッシュと夜逃げ同様の引越しで消失してしまいましたが、たまたま、このテーマについては1枚の地図が手元に残りました。それが東京都が発行した「TOKYO 街路樹マップ2002」です。 「東京でも紅葉」と思いついたのはいいのですが、果たして東京の街路樹、どこにどんな木が植えられ、スクスクと成長しているのか皆目見当もつかいない。「絵画館前」ではどうも面白くない。まあー、街路樹といえば道路、道路といえば「東京都・・・整備・・・」というような部署が、どんな木を植えたか記録を残しているだろうと、東京都庁の都政情報センターを覗いてみた。すると、なんと東京都が管理している主だった街路樹についてのデータが地図として発刊されていた。代表的な樹木の解説と樹種ごとにマークされた道路地図。こんな便利で素晴らしいものがあったんだと早速購入し、いくつかのポイントを決めて、撮影、ホームページへと成型した次第。


ということで、もし、興味があれば木々の葉が落ちる前に一度このマップをご覧になることをお勧めします。現在はタイトルが変わり「TOKYO 道路のみどり」(1,400円)で販売されています。東京では「スズカケノキ」や「イチョウ」が多く植えられていますが、条件がよければ東京でも美しく紅葉する「トウカエデ」「フウ」「モミジバフウ」の並木も多く、チョット寄り道もいかがでしょうか。

no02-2008-11-15.jpg


 

同じカテゴリの記事一覧

ブログ内検索