なぜこんことになってしまったのだろうか?

お酒の効用、否、弊害の一つに「気が大きくなる」という点があります。コップ一杯、飲み終わるころには、得てして能力以上のことができそうな気になる。まあ、それも他人から見ればたいしたことではなくても、当人にとっては身の丈以上に背が伸びたような気がする。二杯目から三杯目には、背も2メートル5センチとなって、ついついとんでもないことを約束してしまう。そんなことの繰り返しが人生なのかと、溜息が一つ。

そもそもの始まりは、某出版社の社長とのお酒の席で。
四方山話で盛り上がっている最中、社長から、
「なかなか面白いじゃない。ブログをやりなさいよ。」
「そうですか・・・、そんなこともありませんよ・・・」
このとき多分、背は1メートル84センチぐらい。「面白い」という言葉に褒められたような気に。
さらに杯を重ね、
「不定期でもいいし、楽しそうじゃない。」
「そうですね。そろそろいいかな・・・」
「そろそろいいかな」などと、意味不明な言葉が出てくるくらいに背は伸びきっていた。

翌朝、伸びきった背も元に戻り、ぼんやりとした約束事だけが耳に残る。
「う~ん、しまった。」
「う~ん、大変だ。なぜこんことになってしまったのだろうか?」
答えは分かっていても言葉にしない、いいかげんさ。人に自慢できることはなにもない中途半端な生き方。
常識と言われることさえ、覚束ない知識。僻み、嫉みには自信があるが、そこから出てくる言葉は不平と不満。それでは話にならないと思いつつ、再び、「う~ん、困った。」

とはいえ、約束は約束。まずはタイトルだけでもと、逃げの心境に。
内容もなにも無視して、タイトルを考えることからして先が思いやられるが、思いついたのが「泉の辺で数をかぞえて」。
このタイトルは・・・と進めたいところ。でも、やっと考えついたタイトル。せめてこれだけでも、いかにも意味ありそうに、もったいぶらせていただければ感謝の限り。
言い訳がましいご挨拶で第1回はご寛容のほど、お願いいたします。

そして、再び「第2回。ふぅ~・・・」。

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