錦光園製。
「墨屋の魂」とも呼べる木型。
奈良ではすでに廃業してしまった墨工房がたくさんありますが、その木型を何とか活かしたいという思いから、これらを再利用し、小さな生墨にその模様を移しとって蘇らせたのが「おはじき墨」です。
この「十二支おはじき墨」は特別製で、日本でただ一人の墨型彫刻師・中村雅峯氏がおはじき墨専用の木型を彫りました。モチーフは狩野大学氏信『十二類歌合絵詞』。十二支の動物たちが人間さながらのユーモラスな表情を見せています。
当セットは十二支の各絵柄を1個ずつ、計12個を美しい更紗模様の手縫い裂袋に入れ、奈良墨や絵柄についての解説書も付けてお届け致します。
持って、見て、磨って楽しみたい墨です。