
平成30年1月1日午前6時20分
片瀬海岸東浜から見える江ノ島はまだ半分夜です。
初日を待つ人の群で波打ち際には隙間がありません。
人の波は沿岸の道路134号線まで幾重にも重なって続いています。
東の海は

朝日の気配を見せて空の縁が赤く滲んできました。
赤い空の下は三浦半島です。

東雲
曙光
海で初日を待ついくつものヨットの影と それより小さな鳥の列が見えます。
日の出の時刻は6時50分ですが、雲が掛かっているからでしょうか、
刻限が来ても姿はまだみえません。

今年初めての朝日です。

片瀬海岸東浜より仰ぐ 平成30年初日
日輪の姿が現れました。
夜明けです。

海面に光の帯が揺れ、
海鳥が朝日の前に整列するように一列に並んで浮かんでいます。

朝日の赤い光を背にするハクセキレイ。
セキレイの視線の先の西の空

朝日の赤い光を受ける 初富士です。
美しい朝になりました。
朝日子(あさひこ)の光まちとる若水(わかみづ)に
汲まばや千代のはるの心を
村田春海 『琴後集(ことじりしゅう)』
※朝日子:朝日のこと。「子」は親愛を表す接尾語。
※若水:新年に始めて汲む水。
おだやかに よい年になりますように


