2008年9月 5日

夢で見る場所

よく見る夢がある。何かに追われているように、走っている夢。

 

いつからか、誰かが運転する車に乗っている。悪い道だ。早く走らなくてはいけない。時間がない。

あたりの景色はせわしなく変化する。もう間に合わない。

ふと、水辺に出る。川なのか、湖なのか、海なのか、よくわからない。明るい陽の光がさんさんとふりそそいでいる。

どこなのだろう。見たことがあるような気がするが、よくわからない。

 

ここだ。たしかにここだ。そう感じた。

ここは潮が引くと、岩間に小さな魚が取り残される。それをすくっためくるめく時間ではなく、焼けた砂の上を走っていったまぶしい海水浴場でもなく、この時間のこの場所。無意識の中で存在し続けながら、恐怖から私を救う場所。

夢の場所s.jpg

この日、たくさんの人が、ここに集まっていた。隣の海水浴場にはまだ場所があるのに、炎天下のこの狭い場所で、人々は楽しんでいた。

不思議な場所だ。

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