1992年よりドイツ、ヴッパータール歌劇場の専属ソリストとして歌手活動を始め、エッセン歌劇場など各地のオペラハウスにも客演してきた。現在は西部ドイツ放送協会(ＷＤＲ)に属するＷＤＲ放送合唱団の専属第一テノールを務めている。同合唱団で大規模な声楽曲や多くの初演作品に取り組むかたわら、宗教曲をはじめとするオーケストラ付き声楽曲などのソリストとしてヨーロッパ各地のコンサートに出演している。

　2002年から毎年続けているリサイタルシリーズでは、その掘り下げられた解釈で日本の聴衆に歌曲の魅力を伝えている。ＣＤ録音としては日本歌曲選集の｢故郷｣、シューマン｢詩人の恋｣、ＷＤＲ放送交響楽団との共演でソロを歌ったラドゥニツェクの交響詩｢シュレミール｣がある。また現代日本の作曲家西村朗氏、細川俊夫氏の新作初演を行っている。

　横浜の生まれ。ドイツ、デュッセルドルフ市在住。