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天来書院書籍これだけは学びたい書の古典3.篆書・隷書

これだけは学びたい書の古典3
これだけは学びたい書の古典3.篆書・隷書
これだけはまなびたいしょのこてん てんしょ れいしょ

  • 佐藤容齋編、高橋蒼石監修
  • 1980 円(本体価格:1800円)
  • 古典名品(原寸)
  • A4判並製、86ページ
  • 発行日:2014/05/10
  • ISBN:978-4-88715-272-4
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    中国と日本の書の古典の中から、特に優れたものを厳選し、1〜5ページを抜粋。各ページに釈文と訓み下し文、筆路をしめす骨書を示し、巻末に解説をつけた三巻セットの楷書編。

    最古の漢字が篆書です。今から三千数百年前から始まる甲骨文は、農作の豊凶や狩猟の成果、戦争の勝敗などを占い、その結果を青銅製の小刀で亀の腹甲や獣骨に刻した文字で、象形の要素を色濃く残すものも多く、現代にも通じる優れた造形性をもっています。

    その後、青銅器に鋳込まれた金文、最古の刻石である石鼓文、秦始皇帝が建立した頌徳碑、そして漢代の隷書碑まで、千数百年にわたる書の名品が本書に集録されています。また漢代の木簡は、木片に墨で書かれた肉筆なので、儀礼的な石碑とは異なり、活き活きとした生命力にあふれています。したがって本書によって、年代的にも、また書的にも、きわめて多彩な表現を見ることができるのです。

    本書に収録されている書の多くは「拓本」です。「拓本」という技法により、私たちは今から三千年以上昔の名品を目の当たりにすることができます。ていねいに拓された古い拓本ほど尊ばれます。最良の拓本を厳選し、そのよさを活かした印刷と、骨書や筆順などの親切な解説を付した本書によって、古代文字の魅力を存分に味わっていただければ幸いです。

目次
甲骨文/金文/石鼓文/泰山刻石/魯孝王刻石/莱子候刻石/開通褒斜道刻石/石門頌/礼器碑/史晨碑/西狭頌/郙閣頌/曹全碑/乙瑛碑/張遷碑/木簡 解説(古典の解説・字形の解説・筆順)

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