新しい年が始まりました。
みなさまはどんなお正月を迎えていらっしゃいますか?
私が住んでいるのは神奈川県川崎市。
穏やかな元旦を迎えています。
2024年は、比田井南谷が注目された年でした。
まずは、何と言っても
書籍「比田井南谷‐線の芸術家」が発行されました。
著者、高橋進はムー教授。
比田井家に残された膨大な資料を書簡に至るまで調べ直して、まず南谷の全作品のリストを作り、続いて生涯にわたる事績を詳しくまとめ上げたのです。
豊富な写真を駆使した決定版です!
そして、数あるアートフェアの中で、もっとも権威あるものの一つがアート・バーゼル。
6月13日から16日まで、スイスのバーゼルで開催されましたが、このキャビネット部門に比田井南谷の作品が個展形式で展示されました。(東京画廊+BTAP)
手応えもありました。
今後につなげることができそうです!
続いて、10月5日から11月16日まで、東京銀座の東京画廊+BTAPで「比田井南谷展」が開催されました。
後半は、東京における現代アートを国内外に発信する年に一度のイベント「アートウィーク東京」の期間にあわせたので、海外からのお客様もたくさんおいでになりました。
書道を知らない方々に、南谷の作品を説明するのはたいへんでしたが、こちらも手応えがありました。
南谷展の最終日、11月16日には、高名な現代日本美術コレクターの高橋龍太郎先生をお招きして、トークショー「現代美術としての書」が開催されました。
欧米の一流作家の二流の作品より、日本の一流の作品を集めたい。
では、その中で、書はどのような位置を占めるのか。
忌憚のない鋭いご発言に、会場は大盛りあがり。
動画は現在編集中です。
近く公開予定なので、ぜひぜご覧ださい。
今年は、比田井天来を中心とした新しい企画が進行中です。
書の素晴らしさを多くの方に知ってほしい。
書道関係者だけではなく、書をあまり知らない方にも理解できるように、できるだけわかりやすく紹介していきたいと願っています。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。