飛騨高山の光ミュージアムで開催中の「桑原翠邦が求めた書」展は、4月20日が初日でした。
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正午からの桑原呂翁先生の講演を拝聴するためには、早朝からでかけなくてはなりません。
高齢者になったので、無理はせず、前日は高山に泊まりました。
名古屋へ向かう新幹線の中です。
ムー教授と二人なので、窓に置かれたハイボールは二本。
思えば、酔中夢書のカテゴリに「旅行」があったのは酔中夢書2020まで。
それも、1月に弘前に行ったのが最後です。
ということは、3年と数ヶ月は、出張してもとんぼ返りだったということです。
おお、勇壮な富士の姿が!
いい(良すぎる)お天気です。
ムー教授のお昼は名古屋名物ひつまぶし。
なかなか豪勢なお弁当です。
二人が同じじゃ芸がないから、私は牛めしのお弁当。
温泉卵を乗っけていただきます。
両方とも美味!
せっかく飛騨に来たのですから、観光しなきゃ。
飛騨民俗村「飛騨の里」です。
飛騨各地から古い民家が移築されています。
いい雰囲気です。
まだ観光客も少なく、ゆっくりできました。
お庭に昔のおもちゃが準備され、誰でも遊ぶことができるコーナーがありました。
外国人のご夫婦がいらっしゃって、ご主人が「コマ回し」にチャレンジ。
勝手がわからないようだったので、ムー教授がお手本を見せたら、二回目で成功。
やった! と四人でウケたのでありました。
こちらでは、金髪で青いドレスのお嬢さんが鐘つきにチャレンジです。
なんとも美しい光景でした。
そして、あっという間に時は過ぎ。
今夜も飲むのだ。
かんぱーい。
接触を避けるためか、オーダーはすべてタブレット。
大手居酒屋と異なり、ネットアプリを利用しているらしく、操作をちょっと間違えるとオーダー画面が消えてしまうという厳しい状況のもとではありましたが。
イカの墨づくり。
とても美味でしたが、歯だけでなく、割り箸が真っ黒になるのはやばかった。(専用のお箸にしたかった)
こちらは、富山名産の白エビです。
ちっちゃなエビの殻をむくの、たいへんだっただろうなあと思いながらいただきました。
飛騨に来たら飛騨牛!
海のものも陸のものも美味しいなんて、素敵な町だなっ。
で、まずはローストビーフ。
柔らか〜い。とろけそう。
十分に熟成された芳醇な旨味が広がります。
そして、飛騨牛の串焼きです。
こちらも柔らかくて、味が濃い。
恐るべし!飛騨牛。
高山ラーメンが食べたいとムー教授がのたまうので、中華料理店に入りました。
泰平閣って、中国っぽい名前です。
紹興酒でかんぱーい。
まずはお豆腐のうま煮を注文しましたが、これが本格的な美味しさでした。
高山の町中華、あなどれませんぞ。
そして目的の高山ラーメンです。
こちらは、ニッポンのあっさりしたラーメンの味。
使い分けてます。
翌日は、目的の光ミュージアムへ。
「桑原翠邦が求めた書」展の初日です。
すばらしい展覧会でした🤍
レポートはこちら。
いろんな方に「今日でお帰りですか?」と聞かれ、「今夜は富山に泊まります」と答え、「お仕事ですか? たいへんですね」と言われ、何も言えず。。。。。
ごめんなさい。
お魚食べに行くんです。。。。。
というわけで、終わってから富山へ移動。
列車は外国からいらした方で大混雑でした。
間一髪で席を確保できたので、体力温存。
温存した体力をフルに活用すべく、夜はホテルのそばのお寿司屋さんへ。
なかなか雰囲気がよさそうです。
涼し気な器でお酒を出してくれました。
わ、ほんとにたっぷり一合入ってる! と叫んでしまいました。
フツーはせいぜい8勺、少ないと6勺ぐらいしか入っていませんよね。
そんじょそこらの居酒屋と違うよ! と胸をはる大将。
ここに来てよかったなあ(単純)。
突き出しも気が利いています。
お刺身も新鮮で美味でした。
お酒のほうが目立ってます。
すでに4回は注文していますが、毎回おちょこを交換してくれました。
(同じおちょこでいいですと言ったのに、頑固に主義を曲げない大将)
このわたのウニあえにウズラの卵。
お酒が進みすぎてこまる。。。。。
最後ににぎりをいただきました。
いい夜だった!
翌朝の富山駅。
路面電車が、なんだかヨーロッパみたいです。
朝ごはんは、富山駅の立ち食い蕎麦。
白エビの天ぷらと立山かまぼこが乗っています。
これはいい!
氷見へやってきました。
お昼は絶対にここ! と決めていました。
「魚市場食堂」なんですが、看板がすごい字で書いてあります。(読めるのか?)
書道展の作品の可読性とかいうのとは別の次元だ。
一階は本物の魚市場で、一般人は立入禁止(たぶん)。
二階が食堂です。
時刻は午後1時頃でしたが、大盛況!
待っている方もいらっしゃいました。
内容はというと。
まずはやっぱりこれですこれ。
かんぱーい。
定食についてくるお味噌汁は、こんなふうに出てきます。
見ているだけで美味しそう。(ほんとに美味しい)
野菜やお魚のアラ、つみれが入っています。
ムー教授は名物、海鮮丼。
真ん中のサイズなのに、この量ってどうよ!
私はお刺身定食ですが、やっぱり、この量ってどうよ! です。
しかも、1階が魚市場だけあって、抜群の鮮度です。
人気のわけです。
レストランだけでお土産売り場もないので、地元の方が多い模様。
お腹いっぱいになったので、富山駅までタクシーを呼ぶべく電話したのですが、混んでいるらしくて誰も出てくれません。。。。。
歩くか! と悲壮な決意。
でもね、道の真ん中に、こんなきれいな遊歩道がありました。
これならオッケー。
風が吹くと音をたてそうな可愛らしいすずらん。
楚々としたこんなお花も。
これは別の場所で咲いていたハナミズキ。
帰りの新幹線ではワンカップと白エビのハッピーターン。
立山はスタイリッシュな器ですね。
お土産は富山の薬、越中反魂丹(ちっちゃいつぶがいっぱい入ってる)と熊の胆(形状がまるでビーフジャーキー)。
つまり、飲み過ぎの薬でございました。
少々値ははりますが、これが効くんですよー。
久々の旅行記でございました。
次はどこへいこうかな。