あけましておめでとうございます。
お健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
2022年には、2つの比田井南谷展が開催されました。
一つは、春日井市道風記念館の「生誕110年記念 比田井南谷〜線の芸術」(2023年9月9日〈金〉から10月16日〈日〉まで)。
京都国立近代美術館と千葉市美術館、佐久市立天来記念館のご協力をいただき、最初の前衛書「電のヴァリエーション(千葉市美術館蔵)」をはじめとした代表作品を展示することができ、大きな反響をいただきました。
毎日新聞などのメディアで取り上げていただき、『美術手帖』1月号には椹木野衣氏の論評も掲載されました。
公立美術館におけるはじめての「比田井南谷展」です。
もう一つは、神楽坂の現代美術画廊「√k Contemporary」で開催中の「比田井南谷生誕110年 HIDAI NANKOKU」です。
当初は2022年11月2日(土)から12月10日(土)の予定でしたが、好評につき、2023年2月4日まで延長されました。
(拓本展示は12月10日まで)
特別イベントとして、ギャラリートークやZOOM講義、座談会などが計画されています。
南谷は書壇で活動しませんでした。
また、欧米ではMoMA(ニューヨーク近代美術館)をはじめとして、いろいろな美術館に作品が収蔵されていますが、日本ではほとんど注目されていません。
でも、この度の展覧会では、若い世代の方々が、南谷への熱い想いを語ってくださいました。
さて、2023年はどんな年になるでしょう。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。