1月4日は比田井天来の命日です。
比田井家のお墓があるのは北鎌倉建長寺。
建長寺山門は国重要文化財。歴史の重みを感じます。
左奥に見える鐘は1255年に鋳造されたもの。
国宝です。
境内に「天来先生碑」があって、お参りのあとは、この碑を見学するのが慣例となっています。
文字を書いたのは上田桑鳩先生。
繊細な細い線でありながら、豊かで力強い響きがみなぎっています。
ただ上手に字を書けばよいというだけではなく、書家として、万代の後にまで伝うべき達人であった先生、大きい理想と抱負を有しておられた先生、その風貌と精神を表現しようというのだから、未熟な私にはもてあます仕事に思えてならないのであった。
しかしながら、先生から受けた高恩に酬いるため、又先生の門を辱めぬためには、何としても書上げねばならぬのである。
それは私の名誉のためというような私事ではなく、近世第一の書家たる偉大な先生を後世に伝えようという目的のためであり、かつ又この碑を建てんため、浄財を喜捨されたたくさんの人達の期待に答えねばならぬ重責があるのである。
上田桑鳩著『蝉の声』(1943年・興文社刊・原文は歴史的仮名遣い)より抜粋
今年の墓参には、なんと31名もの方々が参加してくださいました。
ありがとうございます!
階段を利用しましたが、最上段の方のお顔が見えにくい。
もう少し横に広がったほうがよかったな。
続いて恒例の新年会のために横浜へ移動。
山室良峰先生がお店を紹介してくださいました。(地元の名士ですもん)
お鍋のあとの雑炊を食べ終わるころ、奥のテーブルが片付けられて。
そうです!
柳屋燕弥師匠による落語のご披露です。
ほんと、こんな場所で申し訳ありません。(これが楽しみで参加してる人が多い)
いつもながら、すばらしい熱演で、会場は笑いの渦。
ありがとうございました。
また来年もお願いします(おんぶにだっこってやつですわ)