今年もこの季節がやってまいりました。

第8回「比田井天来・小琴顕彰 佐久全国臨書展」の授賞式にあわせて、第13回「天来祭り」が開催されます!

臨書展展覧会場への行きかたはこちら

 

まずは、臨書展のご案内です。

 

そもそも「臨書」とは何か(そこからいく?)

比田井天来と小琴を顕彰するために、なぜ「臨書展」なのか?

 

まあ、早い話が、比田井天来という人は、先生のお手本を真似しちゃいけないと言ったのです。

かわりに何をやるかって?

3500年にわたる書の歴史の中で、名品といわれるものをすべて学べ(なんと!)と言ったのです。

過去の技法のすべてを理解し、身につければ、今までになかった独自の作品が書けるのです。

 

そう、書の古典をお手本にして、直接学ぶことが「臨書」です。

テキストシリーズ・61巻」とか「シリーズ書の古典・30巻・未完」とか、ぜーんぶ学ぶのです。

うそだろー とおっしゃるあなた、ほんとです。

今は骨書や筆順までついてるけど、私が若い頃は「書道全集」をぜーんぶ(ほぼ・汗)臨書したもんです。えへん。(唐代までがメインだけど)

 

佐久市立天来記念館

 

さて、去年までの臨書展の会場は、佐久市立近代美術館でしたが、今年は美術館のエレベーターホール工事のため、佐久市立天来記念館がメイン会場となります。

アクセスはこちら

ふだんは天来と小琴の作品が展示されていますが、今年は天来賞・小琴賞をはじめとする特別賞の作品が展示されます。


今の上皇さまと上皇后さま。皇太子さまご夫妻のときにおいでくださいました。

右は桑原翠邦先生、その左は天来の次男、比田井南谷です。

天来の絶筆短冊をご覧になってますね。

 

12月14日(土)には授賞式と審査員の席上揮毫が行われます。

11:00〜 審査員による作品解説 佐久市立天来記念館

14:00〜 授賞式 JA佐久浅間望月支所

15:30〜 佐久市長と審査員による揮毫会 JA佐久浅間望月支所

 佐久市長・石飛博光先生・高橋蒼石先生・中原志軒先生・山中翠谷先生・河村和子先生

 

臨書展会場のそばには、大きなレストランがありません。お弁当をご希望の方は予約してください。

 

そして、ここからが「第13回天来祭り」です。

参加する場合、おすすめは、お昼は佐久平駅でランチをとり、バスで臨書展会場(天来記念館・駒の里ふれあいセンター・佐久市望月支所)に移動して見学、15時30分からの揮毫会をご覧になるのがベストです。バスのアクセスはこちら

 

かすがの森

 

そして、宿泊するホテル「望月温泉・かすがの森」へ行って、評判のお風呂(美人の湯)にはいり、楽しい懇親会!

今までは着いてすぐ宴会に突入したので飲みすぎてお風呂に入れなかった方(私もだけど)、今年こそは入りましょう!

 

翌15日(日)のスケジュール

10:10 望月温泉・かすがの森出発

10:30 講演会「信州ゆかりの書人」 片倉公民館

      講師 川村龍洲先生(驥山館館長・日展会友・臨書展審査員・ほか)

12:00 昼食懇親会(地元の食材を使った美味しいお料理)

13:30 比田井天来生家の見学

15:00 終了予定 佐久平駅まで送ってくれます

 

川村龍洲

 

川村龍洲先生は、お話の上手な、とても楽しい先生です♡

信州にまつわる書人のお話と、ご自身の揮毫もご披露くださる予定です。

フェイスブックもやっていらっしゃいますよ。

 

そしてお昼は、地元の食材をふんだんに使った美味しいお料理をいただきます。

 

午後は比田井天来が生まれ育ったおうちを訪ねます。

 

入り口に、桑原翠邦先生ご揮毫の石碑「比田井天来先生生誕之地」が建っています。

 

上は去年の写真。いつもはここまでしか入れませんが、今年は特別に中に入ります。

生家に保存される天来や小琴、門流の作品や、天来や小琴からの手紙など、貴重な資料が並びます。

こんなチャンスはめったにない!

 

主催は「NPO法人未来工房もちづき」。地元で熱心に天来・小琴を顕彰してくださっています。

参加費用は14,000円(宿泊費含む)

申込締切 11月25日まで

問い合わせや申込みは

 090−4012ー8752 理事長・吉川徹さん

 090−1507−2117 天来自然公園部会長・上野昭久さん

 03−3450−7530 天来書院

 

上は去年の天来祭りでの一コマです。小学生から年配の方まで、文字通り老若男女。

 

 

天来君と南谷君もお待ちしています。

ふるってご参加ください。

 

書道