今回はギャラリーの主な展示作品をご紹介します。
下の写真は私:細谷忠兵衛の主な作品です。輪島の景色も併せてご覧ください。

次は輪島が生んだ国宝級の作家が作ったビンテージ作品です。
書道関係者の皆様向けに硯箱を中心にまとめました。このようなビンテージ品が食器、茶器、花器、パネル等々、合わせて約200点あります。
複数あるものは販売しますのでご検討ください。

先週で壁塗りと貼りに入っていた壁屋さんと配線工事をやってもらった電気屋さんの作業が終了しました。
残るのはお手洗いだけになりました。それも便器を取り付けるだけなのですが、水道設備屋さんは本当に忙しいようです。色々なものが値上がりしていますが、その駆け込み需要のようです。
下の写真はダイニング(食堂)です。今後は食器(お椀、お皿、お箸、重箱、米櫃等)を展示予定です。懇親会のおもてなし会場にもなります(笑)。応接間よりも陽が当たり明るいのでフローリングの木目も綺麗に見えます。

これは二階の展示室です。
土壁にひびが入り土も落ちていて酷い状態でした。撤去した土壁は軽トラ二杯分で重さが約800キロありました。それに加えて畳が10枚あり。常時、80キロの大人が10人、部屋の中に立っているのと同じだと考えると、柱にかかる負担も軽減できたと思います。床はあすなろの木の綺麗さを見てもらおうとこの部屋だけは漆を塗らずに柿渋だけを2度塗流だけに留めました。この柿渋は柿の実を潰した汁が成分で耐水性があるとのこと。飲み物を零しても染み込み難いそうです。何だか谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」の世界です。

この後は改修作業で使った養生テープやシートを外し大掃除です。埃が多いので掃除に1週間はかかりそうです。
本来ならば業者の仕事になるのですが、自分で出来る作業は自分でやることで技術の習得と同時にコストダウンに繋げています。

改修に於いては製材屋さん、建築資材屋さん、2名のレジェンド大工さん、水道屋さん、壁屋さん、電気屋さん、建具屋さん、塗師さん、ブリキ屋さん、襖屋さん、障子屋さん、漆器組合の担当者、銀行の担当者、そして空間デザイン会社のお友達たち等々。沢山の人たちのご協力をいただきました。本当に有り難く感謝しています。

ということで、大掃除が終わり次第、什器を搬入し来週末にはギャラリーをオープン出来そうです。

つきましては、旅行支援等の制度を上手く活用してぜひ忠兵衛ギャラリーにお越し下さい。