象さんの耳打ち
天来書院
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2019巳歳の会

書の世界にも「会派」はあります。

書は芸術ですから、それぞれが持つ美意識や目指す方向は異なっていて当然なのですが、一方で互いに思想が共鳴し合う仲というのもあります。そういった仲間が研鑽し合う集まりが「会派」です。

明治期以降、様々な書道団体が成立し、現在独特なカラーを持った会派が数多く活動しています。

 

この現状を、「巳歳」という切り口で「輪切り」にしてみたのがこの会です。

昭和4年、昭和16年、昭和28年、昭和40年、昭和52年。

会派も年齢も混在したエキシビションマッチのような楽しみがありそうです。

今回はオープニングパーティにお邪魔して来ました。

全員「巳歳」なんだな…。と思うと不思議な気持ち。

 

石飛博光先生のご挨拶で華々しくスタート。

土屋陽山先生「詩経」・菅野清峰先生「潮」

市澤静山先生(天遊)

石飛博光先生「雪ふる」・村越龍川先生「変遷」

旭谷朗抱先生「麗」・慶徳紀子先生「蜆蝶」

締めのお言葉は慶徳紀子先生。

バラエティに富んだ作品に囲まれ、素晴らしい空間を堪能しました。


2019「巳歳の会」書展

11/19(火)〜11/24(日) 午前10時〜午後6時(最終日:午後5時)

会場:東京銀座画廊美術館(7F)(https://goo.gl/maps/W1GB4VqdJWf7dY1x8