象さんの耳打ち
天来書院
象さんの耳打ち
天来書院

第71回 毎日書道展、開幕。(つづき)

つづいて上野の東京都美術館へ行ってきました。

※先にご注意申し上げますが、ここ東京都美術館での展示は7/25(木)が最終日となります(最終日は14:30閉幕)。

開催期間があとわずかです。お急ぎ下さい!

毎日書道展_東京都美術館01

ここでは一般公募作品の他、今年1月の「顔真卿展」で同時開催された「古典を受け継ぐ現代の書―世代をつなぐ筆墨の美」展での作品が再展示されています。

現代作家といえど、数百年あるいは数千年前の古典の書作品を学ぶことでなされる鍛錬が欠かせません。

書かれた作品が「文字であるかどうか」に関わらず、培われた「線」の質が要求されます。またそれは鑑賞の際のポイントにもなります。

学びの過程で醸成された、作家それぞれの古典への思いを自由に表現した趣のある展示です。当時見逃した方には朗報ですね!

一般公募の作品にも、それぞれに「線」の味わいが感じられます。

六本木の国立新美術館では「後期展」として展示が大きく変わっている頃です。

そちらも楽しみですね。