日本最大級の書の公募展「毎日書道展」が、今年も始まりました。
六本木の国立新美術館からスタート。ちなみに、どなたでも入場可能です(一般700円)。
スケジュールなどはこちらよりご確認頂けます。
⇒ 一般財団法人 毎日書道会(http://www.mainichishodo.org/syodoten/)
出品数約30,000点というその規模もさることながら、毎日展の魅力は作品の多彩さです。
展示の妙。
この壁面ひとつ取ってみても、書の世界の幅広さが見て取れます。
いざ、密林の奥へ。
漢字・かな・近代詩文書・大字書・前衛書・篆刻・刻字…
様々なジャンルの書が迎えてくれます。
比田井天来以降、直門の弟子たちが書の可能性を押し広げ、日本の書は独特の展開を見せてきました。
その魂が令和のいまも生きづき、書き手たちはそれを守ろうと、あるいは壊そうと、あるいは離れようと模索を続けています。
今年2月に開催された『天来の会書展(http://www.shodo.co.jp/exhibition2019/)』では
往年の巨匠たちの書業に連なる「いま、ここ」が確認されたと同時に、
今後の書のありかたについて考えるひとつの機会になったと思います。
そういった観点で展示作品を見ていくと、また興味深いものがあります。
以下、ごく一部ではありますが、出品作を掲載させて頂きます。
もっとたくさんご紹介したいのですが、容量の都合がございますので、このあたりで失礼致します。
7/18からは東京都美術館でも展示が始まるので、行ってこようと思います。