草書の覚えかた 人気です♡
先週、毎日新聞に「草書の覚えかた」と「般若心経の名品」の広告を載せました。今週になって、注文の電話をたくさんいただいています。
「草書の覚えかた」は、地味ながらとても人気あるロングセラーで、実はアマゾンでも大人気(在庫切れになってる・・・)。書道だけでなく、古文書関係の方々が喜んでくださっています。
草書って、どうやって覚えていますか? ぐにゃぐにゃして、「字とは思えないっ」と怒っている人もいるかも。
昔の人も最初は苦労して覚えるみたいで、比田井南谷は英単語を覚えるときのカードに「真草千字文」を書いて覚えたそうです。
でも、基本から順に覚えていけば、草書克服も夢ではありません。
まずは目次。こんなふうに、文字のくずし方を分析して、体系的に覚えられるように工夫されています。
楷書と草書では、筆順が変わります。「千」という字は縦画が先になります。「年」も同じ。
もう一つ、筆順が変わる例。犬など、最初は右上から左下へ。草書で書きやすいように筆順が変化するのです。
また、同じ形でも、パーツとなる位置によって変化します。「目」はこんなふうに、いろんなふうにくずされます。
草書の形は似ているのに、実は別の字、ということも多いんです。「書」と「出」、「寸」と「才」など、間違えやすいですね。
ここには、似ている3字がまとめられています。ともかく覚えるっきゃないです。
最後は、同じ形なのに、実は違う字。アバウトっちゅやーアバウトです。ちなみに草書は「真草千字文」からとった文字が中心です。